大学卒業で航空会社へ就職 華やかな経歴を歩むミスコン受賞者・吉田三莉さんの今「毎日充実しています」

2021年の「第3回ミスユニバーシティ」でグランプリを受賞した吉田三莉(よしだ・みり/23)さん(当時関西大3年)は、昨年春から航空会社で勤務を始めた。受章直後は「自分らしい道をしっかり歩ける女性になりたい」とコメント。社会人1年生の今、ミスコンで学んだことが役立っていることを明かした。

ミスユニバーシティ2021グランプリの吉田三莉さん【写真:舛元清香】
ミスユニバーシティ2021グランプリの吉田三莉さん【写真:舛元清香】

ミスコングランプリ受賞者の「今」をリサーチ

 2021年の「第3回ミスユニバーシティ」でグランプリを受賞した吉田三莉(よしだ・みり/23)さん(当時関西大3年)は、昨年春から航空会社で勤務を始めた。受章直後は「自分らしい道をしっかり歩ける女性になりたい」とコメント。社会人1年生の今、ミスコンで学んだことが役立っていることを明かした。(取材・文=福嶋剛)

――吉田さんは社会人1年生。

「はい。航空会社に就職しました。まだ研修中ですが、今はグランドスタッフとして空港内で働いています。慣れないことばかりなので大変ですけど、毎日充実しています」

――ミスコンで学んだことは社会でも役立っていますか。

「会社でもプライベートでも、とっても役立っています。中でも大きいのはメンタルとコミュニケーションです。もともと完璧主義な性格で、できないことがあると『迷惑をかけている』と自分を責めてばかりいました。自分に厳しい分、人に頼るのも嫌でした。ミスコンに挑戦したとき、うまくできないことも多くていつも1人で落ち込んでいて、先生から『悩むくらいなら、できるまで何度も繰り返せばいい』とアドバイスをいただきました。実践していくうちに『できないことは成長するための伸びしろだ』と気が付きました。今の仕事も失敗はたくさんありますが、何度も繰り返しやっていくことでできるようになるので、『私はこれから変わりますから見ていてください』という気持ちで取り組んでいます。『自分の弱いところが変わった』というより、『弱いところを好きになった』と言った方が、正解かもしれません」

――大会期間中、一番大変だったことは。

「ウォーキングです。私は空手と柔道をやってきたので下半身に重心を置いて踏ん張って歩いてきました。それを直すのがすごく大変でした。背中のラインをきれいに見せなくちゃいけないので、使ってこなかった筋肉でお尻をギュッと上げて歩く訓練はとてもつらかったです」

空手で学んだ目力で挑んだミスコン【写真:舛元清香】
空手で学んだ目力で挑んだミスコン【写真:舛元清香】

――反対に一番自信のあったパーツは。

「奥二重の目です。黒目の部分が大きいので、ミステリアスな感じが自分でも気に入っています。空手は型が得意で、先生にはいつも『相手を目で倒すくらい目に力を入れなさい』と言われてきました。ミスコンの大会でも話し相手と目をそらすことはなかったと思います」

――社会人になって始めてみたことは。

「一人旅とお弁当作りです。仕事の勉強も兼ねて時間があるといろんな場所に旅します。最近、おいしい餃子のお店を訪ねて宇都宮を旅しました。料理は苦手でした。ミスユニバーシティの活動で『子ども食堂』を開催した時も、目玉焼きさえも作れなくて、周りに助けてもらっていたんです。それで独り暮らしを始めて『自炊をやらなくちゃ』と思い、毎日お弁当を作って会社に持って行くようになりました。上手にできたときは喜びを抑えきれなくなり、お昼休み中に同僚の女の子に味見をしてもらうんです。最近、好評だったのが豆腐と鶏肉で作ったつくね団子です。『おいしい』と言ってもらえたら、その日は最高の1日です(笑)」

□ミスユニバーシティ 「全国版ミスキャンパス」と銘打ち、全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める大会。「ミスユニバースジャパン」をはじめとする複数ミスコンテストの合同地方代表選考会「ベストオブミス」の予選から、各県大会を勝ち上がった学生のみで競う。全国の大学生、専門学生を対象に次世代のリーダーにふさわしい人物を選出。選考では、外見の美しさに加え、社会性や内面も重視される。コンテストのテーマは「今できること」。

次のページへ (2/2) 【写真】航空会社のランチタイムを満喫…吉田三莉さんの手作り弁当
1 2
あなたの“気になる”を教えてください