俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒SEASON22』（水曜午後9時）の第14話が、1月31日に放送された。今回は、寺脇演じる亀山薫の妻・美和子（鈴木砂羽）が制作した“美和子スペシャル”の大皿が話題になっている。

　同作は、2000年に誕生した刑事ドラマシリーズ。警視庁で“人材の墓場”と呼ばれる『特命係』に配属された警部・杉下右京とその相棒たちが、数々の犯罪事件を解決していく。もともとキャリアとして警察庁に入庁した右京は、“切れモノ”過ぎるが故に上層部からにらまれ閑職に追いやられたが、卓越した洞察力と名推理で事件の謎を解き明かしていく。

　特命係巡査部長の薫は、SEASON1からの“初代相棒”。約14年ぶりに“五代目相棒”として右京とのコンビが復活し、今作で再会2年目となる。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　ある休日、薫は美和子と共に、陶芸家でアート界の若きエース・島川雪乃（清水葉月）の陶芸教室に参加していた。島川はその活躍ぶりから近々ニューヨークへ拠点を移すことになっており、今回が日本で最後に開催される教室だった。

　エプロン姿で仲良く陶芸に挑む2人。ティーカップを作る薫の横で、美和子は「よしよしよしよ～し！　いい感じだぞぉ～！」と超特大な“何か”を形作っていた。美和子は「ここにですね、“美和子スペシャル大皿バージョン”をドーンと盛り付けてですね」とうれしそうに説明する。

“美和子スペシャル”とは、美和子が張りきって作るオリジナル料理のこと。これまでにピンク色のおでんや、青色に発光するカレーなど独特な料理を披露してきた。今シーズンの初回では、めずらしく見た目がフランス料理のように美しい“美和子スペシャル”をふるまったが、右京や小料理屋『こてまり』の女将・小出茉梨（森口瑤子）は口にした瞬間表情が一変し、「実に個性的な味ですね」と評していた。

　今回美和子が作ったのは、こうした“美和子スペシャル”を盛り付けるための大皿だった。しかし島川からは、「素敵！　個性的な植木鉢になりそうですね」と声をかけられる。薫が「料理用の大皿だそうです」とフォローすると、島川も「斬新でとてもいいですよ。ホームパーティーに重宝しそう」と絶賛した。気をよくした美和子は、「私、創作料理が趣味でして、料理の腕が上がると器にも凝りだしちゃうっていうか」と笑顔を見せた。

“美和子スペシャル大皿バージョン”という言葉に、SNS上では「美和子スペシャルが…あの大皿いっぱいに…」「美和子さん大皿バージョンって恐怖や」と恐れる視聴者も。

　ラストシーンでは『こてまり』で、薫が焼きあがったティーカップを右京にプレゼントする。女将から「亀山さんらしさがにじみ出てますね」と褒められると、右京も「不器用で愚直、そして、あたたかい」と評価する。薫が「お使いください」と手渡すと、右京は「どうもありがとう」と笑顔で受け取った。すると薫は「今度、“美和子スペシャル大皿バージョン”を食べに来てくださいね」と2人を誘う。

　右京と女将は、声をそろえて「大皿バージョン？」と戦々恐々。薫が美和子の作った大皿について説明していると、美和子が焼きあがった大皿を持って現れる。青色に仕上がった大皿を美和子が見せると、女将は「あら～！　素敵な洗面器ね」と褒める。すると美和子は大皿を左手に抱え、「いや～、今日もね、『松の湯』はいい湯だったぁ……洗面器ちゃうわ～！」とノリツッコミ。薫が「これが今言った大皿」と紹介した。そんな中、右京は薫からもらったティーカップをうれしそうに眺めていた。

　青色の輝く大皿に、「大皿の色もソレなんすね美和子さんww」「美和子スペシャルは器からブルーと決まっているのか」「大皿の色が既に美和子スペシャル…どんな料理を盛るつもりなんだ（震）」という声が。また、「果たして右京さんとこてまりさんは美和子スペシャル大皿ver.から逃げ切ることはできるのか（たぶん無理）」と右京たちを心配する声もあがっている。