「は?歩いた方が近いやろ」 京都のタクシーに絶句 ネットも怒り「これは最下位レベルの接客」
家族旅行で京都に行ったところ、タクシー運転手の接客マナーに嫌な思いをしたという投稿が大きな波紋を呼んでいる。行先を告げると、「は?歩いた方が近いやろ」と近距離の乗車に不満をあらわに。乗客が乗車を断ると舌打ちまでしたという。いったい、どのような状況だったのか。投稿したでんすけ(@MRdensuke1)さんに詳細を聞いた。
家族で京都駅から乗車しようとしたが…徒歩で目的地に
家族旅行で京都に行ったところ、タクシー運転手の接客マナーに嫌な思いをしたという投稿が大きな波紋を呼んでいる。行先を告げると、「は?歩いた方が近いやろ」と近距離の乗車に不満をあらわに。乗客が乗車を断ると舌打ちまでしたという。いったい、どのような状況だったのか。投稿したでんすけ(@MRdensuke1)さんに詳細を聞いた。
「久々に嫌な思いした。
京都の個人タクシーに乗ったら、ドライバーからタメ口で『は?歩いた方が近いやろ』と言われたわ。ワイが『じゃあいいです』と断ったら舌打ち。
完全に仕事舐めてるよね」
1月27日、でんすけさんがXに投稿すると、その内容に共感の声が続出。1100万超の表示回数を記録する反響となり、タクシー運転手のマナーについて大きな議論となった。
でんすけさんが妻と子どもを連れて、タクシーに乗ろうとしたのは京都駅の南にあたる八条口側乗り場だった。目的地までは地図上で約2キロ、車で8~9分の距離だった。
京都で個人タクシーを利用したのは今回が初めてだったという。
降車を告げると、運転手は舌打ちした後、ため息を吐いた。「さすがに腹が立ったのですが、妻と子どもの手前、トラブルにはしたくありません。そのままタクシーを降り、荷物を持って徒歩で宿泊予定のホテルへ向かいました」。30分弱をかけて歩いてホテルに到着。楽しみにしていた観光ムードは壊され、家族の雰囲気は悪くなった。
でんすけさんは「大部分の運転手の接客は丁寧です。『車内の冷房温度は大丈夫ですか?』と細やかな気遣いをしてくれる方もいますし、地方では現地のオススメ観光地や飲食店を熟知しているドライバーも多く、観光の際の移動手段として頻繁に利用しています」とすべてのドライバーに当てはまる事例ではないことを前置きしつつ、一部の運転手の心ない言動を嘆いた。
「マナーの悪い一部の運転手がタクシー業界全体のイメージを損なっており、非常に残念です。楽しみにしていた家族旅行の初日にトラブルに遭い、やるせない気持ちから投稿しました」と心境を明かした。
インバウンドが押し寄せ、日本が世界に誇る観光地である京都。そこでホスピタリティーのかけらもない運転手の対応には驚くばかりだ。近距離乗車には、高齢であったり体が不自由など、さまざまな理由を持つ乗客も多い。もちろん、乗車の目的によってサービスが左右されるものではない。投稿は拡散され、「これは日本のタクシー界でも最下位レベルの接客ですね」「あんなタクシー必須な場所なのにマナー悪いの最悪」「接客業をやってはダメな例」「大阪だと、トランク持って道にたってるだけで、おっちゃんが止まってくれますw」などの反応が寄せられた。同様の経験を訴える声も多かった。
なぜ日本にない? 「運転手のレビュー評価」システム
でんすけさんは「私のポストが大きな反響を呼んだことは驚きでしたが、いただいた返信や引用リポストの内容を拝見し、多くの人がタクシー業界に対して不満や問題意識を持っていると再認識しました」と受け止めた。
一方で、タクシーサービス向上のための改善案を提示。
「現状のタクシーサービスには海外のライドシェアで広く普及している『運転手のレビュー評価』システムがないため、乗客はマナーの悪いドライバーを事前に避けることができません。レビュー制度があれば、ドライバーは積極的にサービス向上に努める動機が生まれるはずです。日本にライドシェアが導入される日を心待ちにしています。今回の件で個人タクシーに対して悪い印象を持ってしまったので、ライドシェア導入までは信頼のおけるタクシー会社を利用したいと思います」と訴えた。