小籔千豊、松本人志は「末端にもお笑いの意見聞く」 文春巡る報道に言及「裁判を早くしてほしい」

 お笑い芸人の小籔千豊が26日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に生出演。週刊文春による性的行為強要疑惑報道を受け、文春側を提訴したダウンタウンの松本人志の問題についてコメントした。松本は22日に性的行為強要疑惑を報じた週刊文春の発行元である文藝春秋社に対し、名誉毀損による損害賠償金5億5000万円と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴した。

小籔千豊【写真:ENCOUNT編集部】
小籔千豊【写真:ENCOUNT編集部】

吉本内で意見を言える人物はいるのかという疑問に回答

 お笑い芸人の小籔千豊が26日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に生出演。週刊文春による性的行為強要疑惑報道を受け、文春側を提訴したダウンタウンの松本人志の問題についてコメントした。松本は22日に性的行為強要疑惑を報じた週刊文春の発行元である文藝春秋社に対し、名誉毀損(きそん)による損害賠償金5億5000万円と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴した。

 裁判について、吉本興業の後輩である小籔は「僕は立場的に松本さんの後輩、同じ会社であるので、余計真ん中(中立)のコメントをしとかなあかんと」とし、「裁判を早くしてほしい。時間かかるというてますけど」「早く結果出てほしい」とした。

 また、吉本は24日に公式サイトで「週刊誌報道等に対する当社の対応方針について」と題した声明を発表。「今般、私的行為とはいえ、当社所属タレントらがかかわったとされる会合に参加された複数の女性が精神的苦痛を被っていたとされる旨の記事に接し、当社としては、真摯(しんし)に対応すべき問題であると認識しております」とし、当初の「事実無根」から『軌道修正』。関連して、トップに君臨する松本に対し、吉本内で意見を言える人物はいるのかという疑問が上がった。

 小籔は「吉本のおっさん芸人ではあるんですが、末端ですので、偉いさんたちと話すことはほとんどないんですけど。今回のことでも話したことはないし、松本さんがどういう意図で会社とこうしたのかとかも全然分からないですけど。僕の今まで会ってきた松本さんと違って、『松本さんに周りが意見言えない状態になってる』みたいにおっしゃってる。ほかの報道でも『松本さんがエラなりすぎて、周りがなんも言われへんちゃうか』って言うんですけど。僕の印象はあんだけ金持ちで売れてんのに、末端にもお笑いの意見聞いてきます」と見解を示した。

「それは今回の(報道の)こととはまた別です。全然関係ない」と声を大にした上で、「僕はずっと全然テレビに出てなくて、松本さんと会えてなかった。おっさんになって会えて、番組終わった打ち上げ、なんかイベント、地方に行ったときの打ち上げでしゃべってるときの感覚で言うと、『この人、結構人の意見取り入れようとするタイプなんや』というのが僕、ビックリしました。なので僕が『今度こんなことやろうと思うけど、どうする?』っていうときも、松本さんの一存で決まるんかなと思ったら、みんなに割と聞いて、そして僕が言ったやつに『おお、それええなあ。それかもな』って、それが企画として通ったことあります」と振り返った。

 また「(周囲に耳を傾けるのは)ことお笑いに関してはそうなので。巨大になって、周りをワーッとさせることはもちろんあるでしょうけど、みんなが思ってるほど、人の話を聞かない人ではない。僕の印象でいうと、『僕より人の意見聞くんやな。ちょっと見習わなあかんな。こんだけ売れてんのに、お笑いのことでも僕の(意見)にも耳傾けんねや』と思った印象もあるということだけ付け加えさせていただきたいです」と話した。

 裁判に関しては、22日に松本の代理人が「本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」などとコメントを発表。松本は今月8日、裁判に注力するため、当面の活動を休止することを発表した。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください