【ONE】48歳秋山成勲、キック元王者と打撃有利のMIXルールで激突 交渉も「受け入れてもらえなかった」
格闘家の秋山成勲(日本)が25日、ONE4年ぶりの日本大会「ONE 165」(1月28日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見に登壇した。
1R・ボクシング→2R・キックボクシング→3R・総合格闘技
格闘家の秋山成勲(日本)が25日、ONE4年ぶりの日本大会「ONE 165」(1月28日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見に登壇した。
対戦相手はニキー・ホルツケン(オランダ)。ホルツケンは戦績100戦以上を誇るキックボクサーだ。2006年から「K-1 WORLD MAX」で活躍し、15年にはGLORYの世界ウェルター級王者を獲得。プロボクシングの世界でも13勝1敗と、打撃のスペシャリストと言ってもいい。
そんなホルツケンと秋山は、今回ミックスルールでの対戦となる。ミックスルールというと、1R目が打撃、2R目は総合格闘技など、立ち技と寝技が交互に繰り広げられるケースが一般的だが、今回は違う。
1Rがボクシング、2Rがキックボクシング、3Rが総合格闘技と、打撃が得意なホルツケンにとって有利な展開に見えなくもない。秋山も「(2R目は総合格闘技にすることを)もちろん打診はしたけど、受け入れてもらえなかった」と語ったことからも、このルールには思うところがあるようだが、当然、勝ちを狙いにいく。
「今までいろんなところでやっていたのを見ると、真ん中にMMAが入るというのがミックスルールだったんですけど、今回はボクシング、キックボクシング、MMA。そういう形で打撃が2つ前にポンポンと続くということで、やはり打撃の強いホルツケンは完全に有利じゃないかなと思う反面、3Rまでいけば私にも分があるんじゃないかな。そういう風に認識しております」(秋山)
一方のホルツケンは、あくまでイーブンであると話した。秋山の寝技だけではなく、打撃も警戒しているようだ。
「この試合に関して私はイーブンだと思っています。どちらにアドバンテージがあるというよりも、自分が望んだ85キロで戦えるということ、そして秋山選手はMMAの小さなグローブを使うことに慣れている。自分はキックボクシングの大きなグローブを使うことになれている。それぞれの競技におけるアドバンテージをしっかりと活かしていけると思います。契約にサインした時点でイーブンというのが自分の意見です」(ホルツケン)
ホルツケンも40歳とベテランだが、秋山は48歳の大ベテラン。この次の試合では、同じくベテランの青木真也が元UFCファイターのセージ・ノースカットと対戦する。日本を代表するレジェンド2人がそろって勝利を挙げられるか。