「改心してイケメンになった」 悪役→人気キャラに変化した『ONE PIECE』キャラ3選

『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、多くの悪役キャラクターたちが登場する。個性豊かな悪役キャラのなかには、物語が進むにつれて改心し、主人公であるルフィたちにとって頼もしい存在となる者もおり、『ONE PIECE』のストーリー展開に花を添えている。そのなかでも、長きにわたって活躍する「改心した」ワンピキャラをファンの声とともに紹介しよう。

「Mr.2ボンクレー」ことベンサム【画像:(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション】
「Mr.2ボンクレー」ことベンサム【画像:(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション】

悪役が改心するのも『ONE PIECE』の見どころ?

『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、多くの悪役キャラクターたちが登場する。個性豊かな悪役キャラのなかには、物語が進むにつれて改心し、主人公であるルフィたちにとって頼もしい存在となる者もおり、『ONE PIECE』のストーリー展開に花を添えている。そのなかでも、長きにわたって活躍する「改心した」ワンピキャラをファンの声とともに紹介しよう。

 主人公のモンキー・D・ルフィが、仲間となるロロノア・ゾロと出会った「シェルズタウン」では、海軍第153支部の大佐である「斧手のモーガン」が独裁者として君臨していた。そのモーガンの息子として登場するのがヘルメッポである。ヘルメッポは当初、父親であるモーガンの権力を笠に着るバカ息子として描かれていた。

 しかし、モーガンはルフィとゾロによって倒され、ヘルメッポは海軍将校を目指す少年・コビーとともに、同支部で雑用を務めることになる。また、海軍の英雄でありルフィの祖父でもあるモンキー・D・ガープから特訓を受け、現在は海軍本部の少佐と海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊員を兼任する大活躍を見せる。

 七光りのバカ息子から海軍本部少佐にまで出世したヘルメッポに対し、ファンからはSNS上で「改心してから明らかにイケメンになっている」「辺境の島でバカ親の七光りだったのが改心して、たったの2年で本部少佐まで駆け上がったバケモン」などの声が寄せられ、努力で実力を磨いた姿勢が評価されているようだ。

 魚人海賊団の一員・はっちゃん(通称・六刀流のハチ)は、かつて麦わらの一味の航海士・ナミの故郷を支配し、長年にわたり人間たちを苦しめた悪役として登場する。しかし、麦わらの一味に敗北後は、人魚のケイミーやヒトデのパッパグに出会い、幼少期からの夢だったたこ焼き屋に転身したことが、漫画『ONE PIECE』の扉絵連載『はっちゃんの海底散歩』にて明らかになった。

 その後「シャボンディ諸島」編で麦わらの一味と再会した際には、過去の罪を悔やみナミへの償いのため、ルフィたちに手を貸した。SNS上では、ファンから「ちょっとおバカで憎めないヤツ。改心して嬉しい」などの声も寄せられている。

「Mr.2ボンクレー」ことベンサムは、元王下七武海のサー・クロコダイルがアラバスタ王国乗っ取りのために結成した「バロックワークス」の一員だった。性別を超えた強烈なキャラクターに、インパクトを覚えたファンも多いかもしれない。

 アラバスタ王国乗っ取りに加担していたベンサムだったが、ルフィたちと交流を重ねたことで、最終的にはルフィたちのために尽力した。

 多くの場面で命を張り、ルフィへの友愛を証明したベンサムに対し「ボンクレーが嫌いな人なんているの?」など、SNS上で熱烈な投稿をするファンもいる程人気である。

 また、『ONE PIECE』における、いわゆる「オカマ」と呼ばれる人々の位置づけが「単なるコメディリリーフというだけではなく、性別を超えた人間の本質を語ることのできるキャラ」であるという、尾田氏の製作意図を評価するファンの声も見られた。

 このように『ONE PIECE』のキャラクターには、悪役だがどこか憎めない面を持つキャラクターが多い。そのキャラクター造形も、『ONE PIECE』を彩る魅力のひとつだと言えるだろう。

『ONE PIECE』DVDシリーズLog Collectionは好評発売中。Blu-rayシリーズEternal Log最新作“FISH-MAN ISLAND”も2024年1月26日に発売される。

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