ツッコミどころ満載の迷ゲームも!? 米4大スポーツを楽しめた名作ファミコンゲーム

日本とアメリカでは、人気スポーツに差がある。アメリカでは、アイスホッケー・バスケットボール(以下バスケ)・アメリカンフットボール(以下アメフト)・野球が4大メジャースポーツと呼ばれ、広く親しまれている。そんな4大メジャースポーツのゲームを家庭で楽しめるようにしたのが、任天堂のファミリーコンピュータ(以下ファミコン)である。今回は、ファミコンで楽しめる4大メジャースポーツの名作ゲームを紹介する。

『テクモボウル』【写真:ENCOUNT編集部】
『テクモボウル』【写真:ENCOUNT編集部】

NBAを本格的に楽しめるゲームもあった!

 日本とアメリカでは、人気スポーツに差がある。アメリカでは、アイスホッケー・バスケットボール(以下バスケ)・アメリカンフットボール(以下アメフト)・野球が4大メジャースポーツと呼ばれ、広く親しまれている。そんな4大メジャースポーツのゲームを家庭で楽しめるようにしたのが、任天堂のファミリーコンピュータ(以下ファミコン)である。今回は、ファミコンで楽しめる4大メジャースポーツの名作ゲームを紹介する。

 まず紹介するのは、1988年にディスクシステム用ゲームとして発売された『アイスホッケー』(任天堂)だ。見下ろし型のコートを舞台に、性能が違う3種類の選手を自由に組み合わせた4人チームで試合を行う。

 オフェンス時はパックを持った選手を操作するが、ディフェンス時は選手を変更しながら、アタックするという操作が必要で、ゲーム性の面白さも魅力的だ。SNS上では「慣れてくると面白い」「デブ、普通、痩せのキャラを使ったチーム編成や戦略性が面白かった」とコメントされている。

 また、アメフトのゲームは、90年にテクモ(現コーエーテクモゲームス)から発売された『テクモボウル』が、アメフトの魅力を楽しめる作品として有名だ。

 本作は、アメフトの醍醐味であるオフェンスやディフェンスの駆け引きを楽しめ、ルールを知らなくても簡単にプレイできることも評価されている。敵選手をタックルで派手に吹き飛ばせたり、タッチダウン時にチームメイトのハイタッチがアニメ表示されたりと、爽快感たっぷりの演出で、プレイヤーの気持ちを盛り上げた。

 SNS上では「アメフトのゲームとしてかなり面白い」「対戦ゲームはテクモボウルが一番面白い」などの声が寄せられる名作アメフトゲームである。

 ファミコンのバスケゲームといえば、NBA(全米バスケットボール協会)プロバスケをモチーフに、91年に発売された『タイトーバスケットボール』(タイトー)だ。

 バスケならではのスピーディーに攻守が切り替わるゲーム展開が楽しめる本作。通常は見下ろし型のコートで戦うが、シュートを打つタイミングで表示されるアニメ演出が、プレイをより一層白熱させた。友人と遊ぶ場合、対戦プレイはもちろん、2人で同じチームを操作する協力プレイが楽しめるのも人気の秘けつだろう。

 SNS上では「スピード感を損なわずシュートカットインが入るのビビる」「ファミコンとは思えないくらい大きなキャラが動いて面白い」とコメントが寄せられている。

 最後に紹介するのは野球ゲーム『メジャーリーグ』(アイレム)だ。89年に公開され大ヒットした映画のゲーム版として、映画と同じく89年に発売された。

 日本のプロ野球チームがモデルの6球団と、MLB(メジャーリーグベースボール)がモデルの4球団の合計10球団でリーグ戦を楽しめる。なぜか日本のプロ野球チームが参加していたり、『インディアンス』(現、クリーブランド・ガーディアンズ)っぽいチーム名『イーンデヤンス』や、『マグワイア』っぽい選手名『まくわいあ』など実際のチームや選手に寄せた名前を使用したりとツッコミどころは多いが、独自の魅力から人気を博した作品だ。

 本作の魅力といえば、「アウト」「セーフ」などの声が合成音声で実際に発音されるところである。当時音声が流れるゲームは珍しく、プレイを盛り上げた。

 ファミコン時代からある4大メジャースポーツの名作ゲームたち。特に『アイスホッケー』や『テクモボウル』は今プレイしても面白いゲームだ。この2作品はNintendo Switch(任天堂)で遊べるゲームとして配信中なので、ぜひ白熱するプレイを体験してほしい。

次のページへ (2/2) 【画像】『テクモボウル』実際のプレイ画面
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