久本雅美と田中裕二（爆笑問題）がMCとして日本全国津々浦々のケンミンの秘密をお届けしている読売テレビ・日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW 極』（木曜午後9時）。そんな番組から飛び出したスピンオフ特番『夜のケンミンSHOW』が11日午後11時59分から放送される。本家とは違う魅力が詰まった同番組の魅力を宣伝プロデューサーの川島拓氏が語った。

　本家では放送出来ない禁断の「夜の秘密」を追って、MCにケンドーコバヤシを迎えケンミンたちの夜の遊び方から、離婚事情までを徹底調査。昨年に続いての第2弾の放送となった。ゲストの和田正人はオファーを受けた時の感想について「（タイトルが）夜で、MCがケンドーコバヤシさんで……この番組、ヤバいと思いました」と語るほどだ。

　禁じ手だった「夜」のテーマの魅力について川島氏は「17年間にわたり日本中の秘密を追い求め続けてきた本家『ケンミンSHOW極』の制作チームは、いわばご当地の魅力を見つけ出すプロフェッショナル集団です。そんな、制作陣が『夜』だけに特化して集めてきた至極の秘密の数々をお届けするスピンオフ特番、面白いに決まっています！」と自信をのぞかせた。

　また、ケンコバの起用については、「今回、新企画として、前ノリを極めたサラリーマンが北海道すすきので過ごす一夜を描くドラマ『夜長のサラリーマン小林』が立ち上がっています。大人の夜の楽しみ方を熟知しているケンドーコバヤシさんが、このドラマにどうやって関わってくるのか……『夜』×『ケンドーコバヤシ』×『ケンミンSHOW』の魅惑のマリアージュにご期待下さい！」とアピールした。

　本家とは異なり「夜」の魅力を伝える同番組。番組調査で都道府県別離婚率で高知県が1位ということが明らかとなったが、その事実について、高知県民を直撃。また、青森県では、5月生まれの赤ちゃんが一番多いことについて調査を続けると、「ねぶたベイビー」なる単語が飛び出した。

　そもそも本家の番組の立ち上がりも、「こんなことをテレビでできたら面白いね！」という発想から生まれたもの。データや、受けを狙うことばかりのテレビは昔から多く、その姿勢に対してのアンチテーゼがいつしか「国民的バラエティー」にまで認知され、愛されるようになった。チャレンジャーだった『ケンミンSHOW』が気づいたら王道となり、テレビの代表番組にまで育った今だからこそ、「あの時の」楽しさ、深夜の世俗の文化論を展開することを目的に本番組は放送される。

記事提供：読みテレ（https://www.yomitv.jp/）