蝶野正洋が極悪一転「誰でもできるざんげ」 闇営業の吉本芸人にも更生を促す
"黒のカリスマ"蝶野正洋(56)がプロレス界のレフェリーを集め、都内で救命講習を開いた。自身が代表を務める一般社団法人「ニューワールドアワーズスポーツ救命協会」を通じて実施し、消防団や東京消防庁の救急隊の協力のもと、AEDの使い方や心臓マッサージ、人口呼吸法などを学んだ。
レスラーデビュー35周年の節目に画期的な試み
“黒のカリスマ”蝶野正洋(56)がプロレス界のレフェリーを集め、都内で救命講習を開いた。自身が代表を務める一般社団法人「ニューワールドアワーズスポーツ救命協会」を通じて実施し、消防団や東京消防庁の救急隊の協力のもと、AEDの使い方や心臓マッサージ、人口呼吸法などを学んだ。
参加したレフェリーは、全日本プロレスの和田京平レフェリー(64)やプロレスリング・ノアの西永秀一レフェリー(51)などの経験豊富なベテランから中堅・若手まで12人。リングで命をかけた戦いに向き合うからこそ、真剣な表情で実技講習などに取り組んだ。
「レフェリーが団体を越して集まるのはそんなにない。リングで選手を一番間近で見るレフェリーの大切さを私は知っているし、レフェリーたちもリング上を管理しているという意識がある。救命の意識をレフェリーを通してアピールしていきたい」と蝶野はその意義を強調した。
蝶野が救急救命や防災の啓発活動を始めたのは2010年になる。自身も毎年のように講習を受けているが「毎回、受けるたびに発見がある」とテーマの追求に終わりはない。「マスコミを通じてより多くの人に伝えることが自分の役割。救急救命、防災というところの必要なことを伝えていきたい」と、救急救命の広報役をアピールした。
参加者の反応も上々だ。「たくさんの現場を見ている京平さんなんかも『ためになった』と言われていた。定期的に確認をする意味でやっていったほうがいい」と蝶野は継続的な講習会の開催に意欲を示した。
講習の継続に意欲「いろんなところに呼びかけていきたい」
今後はプロレス界以外にも啓蒙活動を推進していく。「ほかのスポーツや芸能関係の人でもいい。いろんなところに呼びかけていきたい」。自身がリングに頻繁に上がっていた頃は、悪党集団を率い、やりたい放題の暴れっぷりで一時代を築いた。当時からは想像もつかない姿だが、5日にレスラーデビュー35周年を迎えた蝶野は心境の変化を明かす。
「かつては、nWo、T2000とか悪いネットワークを広げていったけど、白いネットワークを広げていきたい。自分も悪いことをたくさんやってきた。更生の意味もある」
キャリア節目の年に”白の蝶野”への転身を狙う蝶野は、闇営業問題で揺れる吉本芸人にも講座への参加を呼びかける。「今まで悪いことやってきた人はたくさんいる。そういう人はぜひ手を挙げて欲しい。吉本さん、ウエルカムですよ。誰でもできるざんげですから」と触手を伸ばした。