浜田雅功、後輩芸人が明かす“オフの顔”「みんなでごはん食べられないと嫌がるんです」
お笑い界の第一線を走り続けているダウンタウンの浜田雅功による『浜ちゃんの休日』(Lemino)のイベントが18日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて行われた。番組スタート30周年を迎える読売テレビ、日本テレビ系『ダウンタウンDX』(木曜午後10時)の演出を20年以上担当してきた西田二郎氏が今回、同イベントの様子をリポート。さらに、ライセンス・井本貴史、どりあんず・堤太輝、平井俊輔が、“浜ちゃんの休日の素顔”についてのインタビューに読みテレ・ENCOUNT独占で応じた。
“休日”のイベントで『チキンライス』を熱唱【西田二郎のメディアの旅】
お笑い界の第一線を走り続けているダウンタウンの浜田雅功による『浜ちゃんの休日』(Lemino)のイベントが18日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて行われた。番組スタート30周年を迎える読売テレビ、日本テレビ系『ダウンタウンDX』(木曜午後10時)の演出を20年以上担当してきた西田二郎氏が今回、同イベントの様子をリポート。さらに、ライセンス・井本貴史、どりあんず・堤太輝、平井俊輔が、“浜ちゃんの休日の素顔”についてのインタビューに読みテレ・ENCOUNT独占で応じた。
『浜ちゃんの休日』は、浜田が後輩芸人を連れて休日を楽しむ様子を届けるというもの。今回のイベントは今まで旅に同行したライセンスの井本、どりあんず、サカイストのマサヨシ、ミサイルマンの岩部彰、天竺鼠の瀬下豊、ゲラゲラ星人の7人が出演。動画配信サービスLeminoでは「マレーシア編」が25日より一挙配信された。
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「浜田さんがイベントの舞台に立つ」。それはダウンタウンとしては「伝説の1日」以来だが、浜田さんだけとなるとさかのぼっても記憶に出てこない。それくらい、浜田さんの舞台は貴重で、大阪というのも相まって会場は超満員に。イベント冒頭、浜田さんが登場するや「満員やん!」の第一声。約千人の歓声に迎えられてイベントはスタートした。
「本当は100人くらいの小さな場所がよかった」という浜田さんだが、関西のファンを中心に楽しいものとなった。
イベントでは、ここまでの『浜ちゃんの休日』のさまざまなシリーズの裏話を披露。沖縄、ハワイ、タイ、北海道など「浜田さんの要求」に応える形でロケ場所が決まってるというナレーションに「そんなことないやん!」と浜田さんが否定するも、休日メンバーに抑え込まれ、タジタジの浜田さん。テレビなどではキビキビと進行しツッコむが、ここだけは“芸人・浜田”のリズムは通用しないようで、芸人ではない「浜田雅功」が舞台で終始、ハニカミながらも楽しそうに時間が過ぎていった。
この場には「芸」ではない、笑いだけでは解釈できない「温かい」場があった。“休日メンバー”がいろんな形で浜田さんと思い出話を展開する。舞台でみんな集まるのは初めてで、ましてやリハーサルなど行わないアドリブトーク。自然と“休日メンバー”にも肩に力が入る。人一倍「さむい」環境を芸人として遠ざけてきた浜田さんだが、同イベントは「温かい」場所となった。
「浜田さんはプールで泳ぐのが好き!」「堤太輝は旅冒頭、プールがあれば飛び込む」など、メンバーとの楽しい空気感が伝えられる中、ある旅の中でのエピソードも語られた。料理係だったメンバーが「これくらいで大丈夫」と作ったおかずのボリュームが明らかに少なかったときも浜田さんはおかずに対するご飯を目一杯頬張って、お腹を満たして、「みんな食べや!」と促したとのこと。優しさや厳しさがフルスロットルな浜田さんのエピソード。「貧乏だった中学生のときみたいや!」と会場も温かい笑いで包まれた。
ここは浜田さんの「日常」。舞台であっても芸人の場所ではない「日常」だ。だからこそ、配信が終わったラストに会場の観客にだけ、井本の「『チキンライス』歌っていただきましょう?」のフリに浜田さんは恥ずかしそうに応えた。歌う前のハミカミが印象的で「一番、いややわ」と言いながらも、『チキンライス』を熱唱した。会場だけのクリスマスプレゼントに観客も大満足の様子だった。
イベントでは浜田さんにみんながツッコんだり、ゲラゲラ星人やマサヨシがイジリ倒されたりといつもの旅さながらの展開ではあった。だが、浜田さんはイベントラストに「みんなもっとやれるのに緊張してるの?」とチクリ。どうも浜田さんが思っていたような実力を発揮できていなかったようだ。多様な芸風のメンバーの空気感は舞台の上では時に不協和音になったのか? 観客たちはさほど感じてはいないようだが、彼らの実力を人一倍理解している浜田さんだからこそのコメントだった。
舞台終わりに楽屋でも浜田さんは「舞台でみんなのおもろいところもっと伝えたかったかなあ」とポツリ。それは悔しさというより、これからもイベントを定期的にやっていかないとという愛情なのか? 今後、定期的に大阪でイベント化され、また全国でも展開されることを望むばかりだ。
旅行先ではプールを満喫「泳ぐの、むちゃくちゃうまいんです」
西田氏による井本、どりあんずの3人へのインタビューは下記の通り。
――このメンバーで『浜ちゃんの休日』というのを前からやってるんだよね。
井本「はい。コロナでずっと行けなかったんですけど、この間、久しぶりにみんなでマレーシアに行ってきました」
――井本くんが浜田さんとのつきあいは一番古いのかな。
井本「24年前ですね。日テレの『ガキの使いやあらへんで!』からです。元々の経緯は、日テレで僕ら深夜番組やってたんですよ。で、番組でゲームで勝ったコンビが『ガキ』の前説を1回やれるみたいな企画があって。それで僕らが勝って初めてダウンタウンさんの前に行くんですけど、めちゃくちゃ怖かったです。当時は僕ら、前々説なんですよ。ライセンスが出て、その後に前説のココリコさんが出て、で、メインのダウンタウンさん。僕らとしたら1回だけと聞いてたんですけど、フタを開けてみたらその後も毎週やることになってて」
――浜田さんってプライベートのときはどんな感じなの?
井本「みんなが想像してる浜田さんではないですね。バシバシ仕切るとか全くなくて、どっちかって言ったらボケてる方が多いんで」
――ボケてるっていうのは……天然ってこと?
井本「天然ももちろんありますけど(笑)、意図的にボケてくることも多いんですよ」
――えっ、意図的に!?
井本「全然ありますよ。もう口癖みたいに僕、言ってますからね。『ちゃんとやってくださいよ』とか、突き放して『おまえがやれよ』とか(笑)」
――休日のときは思いっきり楽しんでる感じ?
井本「浜田さんの一番大きなボリュームの声って『結果発表』でしょ。めちゃくちゃノド開いてるじゃないですか」
――10のメモリーで8は出てるね。
井本「我々、今回マレーシアに行ってきたんですけど、浜田さん、25は出てました。スゴかったですよ、朝9時半くらいで。もう楽しなってもうて」
堤「朝、あれ? 浜田さんおらんな、と僕ら普通に部屋にいたら、浜田さんが水ビチャビチャになって海パンひとつで『プール行かへんの?』とか言ってきて。ハァ? 逆にもう1人で行ってたんか! とか。そういう状況が普通なんですよ」
――そっか。今お話聞いてて、勝手な解釈ですけど『浜ちゃんの休日』は“少年浜田”に戻れる日なのかもね。
平井「それ、むちゃくちゃあってますよ!」
堤「学生時代を取り戻そうって感じですね。修学旅行とかこんな感じだったかな、みたいな」
井本「だから怒ったりするのも、みんなで同じタイミングでごはん食べられないときに嫌がるんですよ。みんなで一緒に食べたいんでしょうね。でも誰かごはん作ってたりするじゃないですか。すると、ええからこっち来て座れやと」
――少年やなぁ。
井本「気づいたら1人でプール行ってたり」
平井「プール、速いっすよねぇ」
堤「あの人、裸になる速さ、井出らっきょさんの3倍速いですから(笑)」
井本「また泳ぐの、むちゃくちゃうまいんですよ」
――芸人さんって、普段ごはん食べるときとかお笑いの話するの?
平井「僕ら、井本さんといるときはよくお笑いの話をしますよね。でも、浜田さんといるときは一切ないですね。浜田さん、お笑いの話してくれないんですよ」
堤「浜田さんが、ツッコミがどうのこうの言ってるの聞いたことないです」
――浜田さんってそうなんや。
井本「や、僕は22歳のときからずっとお笑いの話してます」
平井「えぇッ、してんの!?」
堤「今も!? 僕らといるときはあの人、ずっとほかの話ばっかりなのに」
井本「電話で呼び出して相談したこともあります。例えば、ロケでゲストが3人います。僕がMCです。で、この場合どうやったらいいんですかっていうのを聞いたことがあります」
――アドバイスくれはるの?
井本「どういうロケかにもよるけど、例えば旅番組やったら、その場合はこう始まって、こう展開して……と、そんなことを僕はもう20年以上ずっと教えてもらってます」
堤「えーっ、僕らには浜田さん全然してもらえないですよ!」
□『浜ちゃんの休日~マレーシアの旅~』
出演:浜田雅功、井本貴史(ライセンス)平井俊輔、堤太輝(どりあんず)マサヨシ(サカイスト)ゲラゲラ星人
ダウンタウン・浜田雅功が後輩芸人を連れてゴルフやグルメを満喫する人気旅バラエティーシリーズ。今回、おなじみのメンバーでの旅先は、首都・クアラルンプール。観光・アクティビティ0などの体験をはじめ、この旅ならではの共同生活の中でメンバーの仲の良さなどプライベートな一面が出ている。12月25日よりLeminoにて配信中。
記事提供:読みテレ(https://www.yomitv.jp/)