THE RAMPAGEの鈴木昂秀が、映画『ただ、あなたを理解したい』で初の主演を務めることが、24日に発表された。2024年2月23日に公開となる。

　本作は、東京での生活に行き詰まった祐也（＝鈴木）は、恋人の葵をともない久しぶりに故郷に帰省し、昔の仲間と過ごした秘密基地を訪れる。かつては春樹、由衣香、ななみ、康二たち幼なじみと大切な時間を共有する特別な場所だったが、時がたち、それぞれの問題や葛藤（かっとう）に向き合う中で、今は現実逃避の場所となっていく……。現実と夢、友情と愛に向き合いながら成長する若者たちの青春群像劇だ。

　また、鈴木のほか野村康太、新谷ゆづみ、森高愛、比嘉秀海、伊藤千由李、山本愛香が出演。監督を務めるのは本作が、劇場映画初の監督作となる、自らも俳優として活躍する碓井将大。さらに、MA55IVE THE RAMPAGEが主題歌『ガーベラ』を担当、作詞作曲に鈴木が全面的に関わっている。12月25日にはムビチケの発売もスタートする。

　以下は出演者らのコメント。

◯鈴木昂秀
「今回主演を務めました、裕也役の鈴木昂秀です！　まだまだ未熟な自分がこうして映画の主演をやらせていただけるのは夢のように感じました。お芝居の経験がキャストの皆さんよりも少ない中、色んなことを教わりつつ、監督とも撮影以外でもたくさんお話させていただきながら、今回の映画の撮影にはげみました。この作品を通して、何をしたら人が喜んでくれるのかなど、今作に込められたメッセージを沢山の方々に読み取っていただけたら嬉しいです！」

◯野村康太
「春樹役を演じさせていただきました。野村康太です。僕が演じた春樹は、とてもおだやかで、いつも周りのことを気にかけていて、友達や家族のことが大好きな純粋でまっすぐな男の子です。『ただ、あなたを理解したい』はスタッフの皆さま、キャストの皆さまのあたたかさがすごく伝わってくる作品だと思います。ぜひスクリーンで見ていただけたらうれしいです！」

◯新谷ゆづみ
「同世代のキャストが多く、みんなで切磋琢磨（せっさたくま）し合いながら撮影できた現場でした。撮影地の蒲郡市では桜がきれいな季節で満開の桜が印象的でした。そんな中物語が進んでいくのが楽しかったです。それぞれのキャラクターがどのように生きていくのか、楽しみにしていてください！」

◯森高愛
「小さいコミュニティの中で渦巻くお話のため、キャスト方とギュッと濃く仲良くなれればと思い、いろいろなところへ皆さんと散歩に行きました。私が演じるななみは、一見勘違いされるところもありますが、正義感の強い女の子です。私はとっても大好きになりました。皆さんにもきっと愛してもらえると思います！」

◯比嘉秀海
「誰かが大切な人を思い、理解しようとしたとき、傷ついたりする事はあると思います。でも、恐れずに前進した時に、何かが変わるかもしれない。“一歩”を踏み出せるように、背中を押してくれる作品です。僕自身も康二というキャラクターから勇気をもらいました」

◯伊藤千由李
「由衣香役の伊藤千由李です。この映画にたずさわることが出来てとてもうれしいです。たった数日間を描いたお話ですが、観終わった後は、映画ならではの余韻をたくさん感じていただける作品になっていると思います。ぜひ楽しみにしていてください！」

◯山本愛香
「自然ゆたかでおだやかな時間が流れる街での撮影、とても充実した時間でした。梓として作品の一部になれたことをうれしく思います。いろいろな感情の詰まった、温かくて強くて優しい作品です。たくさんの方に届くことを願っています」

◯高橋ひとみ
「磯井将大監督の若さに驚き、若い俳優さん達のエネルギーに包まれた撮影現場でした。撮影に入る前からキャストの方々の絆ができあがっていて私はすっと物語の中に入っていけました。春樹役の野村くんは東京に戻らなくてはならないときも、いっときも仲間とはなれたくない様子で、きっとこの作品は一生の思い出に残る作品になるんだろうなぁと自分の頃を思い出していました。その後の裕也たちにまた会いたいなぁ」

◯碓井将大監督
「劇的なことなど起らない日常がたいくつで仕方なかったり、ただ仲間と過ごすことで傷が癒（い）えたり、自分のことを真剣に考えてくれる人を傷つけたり。そんな自分自身の思いも重なった群像劇です。かんぺきとは程遠く、それでも必死に生きる姿を、キャストの方々が体現してくれました。劇場を出るとき、仲間や恋人、家族など、自分を思ってくれている人をふと思い出すような作品となって、皆さまに届くことを願っています」