26歳・藤田菜七子の思い「結婚は考えられない」「目の前の競馬のことだけです」
日本中央競馬会(JRA)の女性騎手5人が18日夜、都内のホテルで開催された中山馬主協会主催の忘年懇親会に参加し、ドレスアップした姿を披露した。
中山馬主協会主催の忘年懇親会で後輩たちとドレスアップ
日本中央競馬会(JRA)の女性騎手5人が18日夜、都内のホテルで開催された中山馬主協会主催の忘年懇親会に参加し、ドレスアップした姿を披露した。
最年長の藤田菜七子(26)は「先輩になったので、『落ち着いた服がいいかな』と思って黒を選びました」。最年少の小林美駒(18)は「好きな韓国グループ(SHINee)のイメージカラーの緑にしました。自分が身に着けるのも緑が多いです」とハニカミながら明かした。
白と黒のツートンで決めた今村聖奈(20)は、ふんわりとした袖がポイントだといい、「肩幅があって腕が太いのでそう見せないようにです」と言いながら笑みを浮かべた。グレー系ワンピースの永島まなみ(21)は「普段はズボンなのですが、シンプルな感じで。体にフィットしたので」と説明。ブルー系ドレスの河原田菜々(19)は「初めて結婚式に呼んでいただいた時のドレスです」と明かした。
その後、5人は西川賢会長から「結婚したら競馬は続けますか」と質問されたが、「両立したい」(永島)、「両立は似合わない」(今村)の返答が出る中、藤田は「26歳になりましたが、いまだに(結婚は)考えられないです。目の前の競馬のことだけです」。来年に向けては「1鞍1鞍を大事に乗って、会員さまの愛馬で重賞を勝つことができるように、いい競馬ができるように頑張りたいです。よろしくお願いいたします」と呼び掛けた。
なお、負傷中の古川奈穂(23)は欠席。「鎖骨が折れているのでドレスアップができません。来年は参加したいです」とメッセージが寄せられた。
2016年にデビューした藤田が活躍している影響で、JRAでは21年に永島、古川がデビュー。その後、今村、河原田、小林が続いて、現在は同時期に活動するJRA所属の現役女性騎手が史上最多の6人になっている。全員の飛躍が期待されるが、藤田は「(男性騎手も含めて)誰にも負けないことを意識して乗っています。後輩にも負けたくありません」と言い、前を見据えた。