【ブギウギ】水上恒司と趣里の不思議な縁、劇中とリアルの偶然の一致「芝居と同じく9歳差」

俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第54回が14日に放送され、村山興業の御曹司・村山愛助(水上恒司)が9歳年上のスズ子に「恋人になってください」と告白するシーンが描かれた。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、演じる水上の起用理由や現場の様子を話してくれた。

村山愛助を演じる水上恒司【写真:(C)NHK】
村山愛助を演じる水上恒司【写真:(C)NHK】

スズ子に「恋人になってください」と告白した村山興業の御曹司・村山愛助

 俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第54回が14日に放送され、村山興業の御曹司・村山愛助(水上恒司)が9歳年上のスズ子に「恋人になってください」と告白するシーンが描かれた。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、演じる水上の起用理由や現場の様子を話してくれた。

「大河ドラマ『青天を衝け』で水上さんとお仕事をご一緒したことがあります。渋沢平九郎を演じていた水上さんから平九郎の墓参りや平九郎の歩いた道を訪ねたと聞きました。平九郎がどう思ったのかを、空気を少しでも感じたくて、という役作りの話を聞いた時、泥臭いというか、面白いと思ったんです。その感じがいいなと。平九郎の落命のシーンを撮影した時、夜中になってしまったのですが、いろんなスタッフがずっと残っていて彼の死を見届けようと集まっていたんです。水上さんの人柄……人をそうさせるのはすごい俳優だなと思いました。純粋にスズ子のファンでエンターテインメントが好きでまっすぐな男をまっすぐに描きたいと思っていた時、水上さんのまっすぐさがうまくリンクすればすばらしいものになると思いました」

 スズ子は愛助より9歳年上の設定。実は趣里と水上も9歳差とされる。

「芝居と同じく実年齢も9歳差というのも不思議な縁を感じました。スタッフからも面白いという声がありました」

 水上の撮影の様子はどうだろう。

「最初は役への思いが強く、緊張して体中から汗が噴き出ていましたが、撮影を進めるうちに表情豊かで素晴らしい愛助になったと思います」

 共演する趣里との化学反応はどうか。

「水上さんがよく趣里さんに話しかけています。スズ子のステージを見たら趣里さんに『最高です。世界一や』とテンションが上がっていました。趣里さんのステージと表現力をすごくリスペクトしていたのは愛助らしさにもつながって良かったです。水上さんが思ったことがせりふとしてもあるので、説得力が増したと感じています」

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