『THE W』優勝の紅しょうが、賞金の使い道は“お世話になった人” 熊プロ「行きつけのホストの方にも」
女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』で優勝を果たした紅しょうが9日、生放送終了後に行われた囲み会見で喜びを語った。
4年連続5度目の決勝進出で悲願の初優勝
女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』で優勝を果たした紅しょうが9日、生放送終了後に行われた囲み会見で喜びを語った。
4年連続5度目の決勝進出となった紅しょうがは、ボケの熊元プロレス、ツッコミの稲田美紀からなるコンビで2014年に結成。ファーストステージBブロックの2番手で登場し、ハイツ友の会、変ホ長調、梵天、3組にストレート勝ちしてファイナルステージ進出を決めると、最終決戦で同じ吉本興行のスパイク、エルフとの直接対決を制し、悲願の初優勝を飾った。
優勝直後に涙を見せた稲田は囲み会見で、「涙は勝手に流れてきた。今まで何かで優勝することがなかったので、一緒にやってきてくれてありがとう」と熊元に感謝。熊元は「(コンビ結成から)今年で10年目なんですけど、半分『THE W』に出ている。早く卒業できたらと思っていたので、2人で獲れてよかったと思います。しかも一番好きなネタで」と喜びを爆発させた。
優勝賞金1000万円の使い道を聞かれると、稲田は「焼き肉かな。けっこういい焼き肉。お世話になった人に使うと決めていた、同期とか後輩、先輩にも使います」と回答。熊元は「いろんな人にお世話になって、融資していただいた。行きつけのホストの方にも使わせてもらいたい」と話しつつ、「大阪を出る時に歯を一本抜いて来てしまった。入れる当てもないのに。100万円くらいはかかるので、歯は大事なのでやっと入れられる」と笑顔を見せた。
稲田は勝因について、「特に強いネタが2本ある。それがちゃんとできたので、優勝できたと思います」と分析。熊元は「圧というのが自分たちのチャームポイント」とアピールし、「いい部分をより磨きかけるという意味で、圧が増したんじゃないかと。体型のこととか言いたくないんですけど、こっち(稲田)も近づいて来てくれたんで、いい感じで足並みがそろった」と説明した。
今後の野望については、婚活中の稲田が「俳優さんと結婚する以外で?」と笑わせて、「今日も婚活として出ているので、パンツを見せるとか、まげを結ったり、つらい部分もありましたが、そんな部分を受け入れてくれる、おおらかな人が出てくるんじゃないかと思っています」と新たな出会いを熱望。熊元は「『おつかれさーん』というギャグがあるんですけど、街に広がっていったら。人気者になりたいタイプなので」と願いを明かしていた。
今年は、過去最多の863組がエントリーし、決勝には第1回大会の優勝者であるゆりやんレトリィバァ、やす子、ぼる塾、変ホ長調ら、12組が決勝進出。審査員は、川島明(麒麟)、田中卓志(アンガールズ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)、哲夫(笑い飯)、友近、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、昨年と同じ6人の芸人が務めた。
○女芸人No.1決定戦 THE W 歴代優勝者
2017年 ゆりやんレトリィバァ
2018年 阿佐ヶ谷姉妹
2019年 3時のヒロイン
2020年 吉住
2021年 オダウエダ
2022年 天才ピアニスト
2023年 紅しょうが