トットちゃん役の大野りりあな、5歳から黒柳徹子に憧れ ステージで涙「世界を変える女優さんに」

アニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』の初日舞台あいさつが8日、都内の劇場で行われ、声優を務めた大野りりあな、小栗旬、杏、滝沢カレン、役所広司、メガホンをとった八鍬新之介監督が参加した。大野(7)が黒柳への憧れを明かした。

壇上で涙を見せた大野りりあな【写真:ENCOUNT編集部】
壇上で涙を見せた大野りりあな【写真:ENCOUNT編集部】

黒柳徹子からのメッセージに「本当に幸せです」

 アニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』の初日舞台あいさつが8日、都内の劇場で行われ、声優を務めた大野りりあな、小栗旬、杏、滝沢カレン、役所広司、メガホンをとった八鍬新之介監督が参加した。大野(7)が黒柳への憧れを明かした。

 黒柳徹子が自身の幼少期を自伝的につづった著書を、42年の時を経て初めてアニメ映画化。第二次世界大戦が終わる少し前を時代背景に、落ち着きがないことを理由に小学校を退学になったトットちゃんが、新たに通学するトモエ学園での日々を描く。

 黒柳の幼少期・トットちゃんを演じた大野は、5歳の頃から「徹子さんに憧れていた」と告白。書籍『窓ぎわのトットちゃん』も熟読しており、「誰がどんなことを言うか分かっていた。オーディションも、他の人のセリフや、トットちゃんがどんな気持ちなのか考えられたので全部覚えていられた」という。

 舞台あいさつに立てなかった黒柳から「トットちゃんの声をやってくださってありがとう。あなたの声のほうが本当の私よりかわいかったのね。あなたといろんなお話ができてうれしかったわ」とメッセージが寄せられた。大野は「ずっと憧れていた徹子さんの、小さい頃の声ができて、本当に幸せです」と話すと感極まり、「私も将来、徹子さんみたいに世界を変えられるような女優さんになりたい」と涙を流しながら決意を語った。

 この日、大野は7歳とは思えぬ堂々たるやりとりで共演者たちを感嘆させた。役所は「りりあなちゃんが全然緊張しなくて、素晴らしい。大人たちはもうタジタジです」といい、大野が涙を流しながらスピーチした場面では「りりあなちゃんのアカデミー賞の授賞式の……」と冗談をはさみながら「本当にこの子は上手ですよね」と感心していた。

次のページへ (2/2) 【写真】入場では手を振り、笑顔を見せた大野
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