ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』（木曜午後9時）の第10回が、ドコモの映像配信サービス『Lemino』で7日に配信された。今回は元IZ*ONEのチョ・ユリとチェ・イェナが練習生の応援にかけつけた。

　同作は、JO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、挫折を乗り越えながら共に成長していく。国民プロデューサー（視聴者）による投票で、101人の中からデビューするメンバー11人が決定。今回は初のガールズグループ。

（※以下、内容に関する記述があります）

　今回は、コンセプト評価を終え第3回順位発表を待つ練習生35人にサプライズが。18年に日韓合同オーディション番組『PRODUCE 48』からデビューした12人組アイドルグループ・IZ*ONE（21年4月活動終了）のチョ・ユリとチェ・イェナが、練習生の応援にかけつけた。

　常にデビュー圏内を維持し歌唱力が強みの海老原鼓は、オーディション時のアンケートで「尊敬する人」の名にユリを挙げるほど、メインボーカルのユリの大ファン。ユリの姿を見た瞬間、「後ろ姿で一発でわかった！」と興奮気味に涙を流し、「チョアヨ（好きです）」と韓国語で愛を伝えた。ユリが日本語で「ありがとう、カワイイ」と答えると、さらに感動した鼓は号泣。ユリから「泣かないで。メイクが崩れるよ」と心配される場面も。ユリが鼓に触れて落ち着かせると、「ねぇ……（ユリを）触ってるうぅぅぅ」と再び興奮するのだった。

　鼓は、課題曲で自身がメインボーカルを務めてきたことから、「メインボーカルは高音の部分があるので、本番前は『（声が）出るかな』って不安になる。そういう時はどうしていますか」と相談。するとユリは、「サバイバルに出ている以上、高音が出せるのもアピールポイントになる。そのプレッシャーもよく理解できる」と語り、「鼓さんのパフォーマンスを見せてもらったけど、あなたはじゅうぶん実力のあるアーティストなので、いつも通りにやったら、そんなに心配しなくていいと思います」と背中を押した。

　川畑蘭華から、「ユリちゃんみたいになりたいので、何を食べていますか。好きな食べ物教えてください」と聞かれると、「親子丼！　めっちゃ大好きです。日本の親子丼をいっぱい食べました」と笑顔。蘭華も「親子丼いっぱい食べます」と答えた。

『PRODUCE 48』のときからイェナのファンで、サイン会にも行ったことがあるという斉藤芹那は、「なんでそんなにカワイイんですか」と質問。するとイェナは日本語で、「もっと皆さんの方がカワイイですから。……これは質問じゃない！」と照れ笑いした。

　体型維持について聞かれると、イェナは「私も食べることが大好き！　これはもう……仕方がない（笑）。そりゃ“幸せ”が優先ですよ」と笑わせた。一方のユリは、「私は何よりもダイエットを頑張ります」と回答。以前は「体を酷使させるほど過酷にしていた」といい、「今そこまで（過酷な）ダイエットをしている方がいたらやめてほしい。健康的なダイエットをしてほしい」と伝えた。「私の場合は背も低いし細くないから、ほかのメンバーと比較されたりしたけど、そういうのは気にせず、自分のペースで健康的なダイエットを続けると、『楽しい』感じがカメラにも伝わっていく」とアドバイスした。

　また、加藤神楽から「どうしてアイドルになりたいと思いましたか」とたずねられたイェナは、「歌が好き。ダンスが好き。テレビに出てくるアイドルたち……カッコいいし、単純に好きで、『あ！　私もこうなりたい！』『こうならなきゃ』と夢を固めました」と明かした。「皆さんと同じ。私も夢のスタートの瞬間は、『好きだから』」と伝えた。

　最後にイェナは手紙を取り出すと、「みんなが大変なことも、疲れる瞬間にも、ストレスを受けずに、皆さんが本気で走っている姿が一番きれいで輝くということを絶対忘れないでください。私も心から皆さんの夢をめっちゃ応援します。ファイト～！」と、日本語でメッセージを読み上げた。またユリも、「みんな疲れているよね？」と呼びかけ、「疲れていないように見せていても、私には分かる。今、体力もメンタルもしんどいはず。万が一、ここで脱落しても自分を責める必要はないし、ガムシャラに頑張ると、いずれ努力は報われる。みんなの努力は分かっているから頑張って！」と激励した。

　イェナは自分が「一番好きなパン」だという『オクススパン（とうもろこしパン）』を差し入れし、「今はふわふわした時間（を過ごして）」とエール。ユリも「しょっぱいものは次の日に顔もむくむし、甘いものでストレスがちょっとでも解消されたら」とドーナツをプレゼントした。