綾野剛、役作りはX JAPAN『紅』を愛すところから 歌唱シーンは「ほぼほぼ一発で勝負」
俳優の綾野剛が4日、都内で行われた映画『カラオケ行こ!』(来年1月12日公開)の完成披露試写会に出席。X JAPANの代表曲『紅』と向き合ったエピソードを紹介した。
「全編裏声で歌っております(笑)」と“聴きどころ”アピール
俳優の綾野剛が4日、都内で行われた映画『カラオケ行こ!』(来年1月12日公開)の完成披露試写会に出席。X JAPANの代表曲『紅』と向き合ったエピソードを紹介した。
和山やま氏による同名漫画が原作。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも歌を上達したいヤクザの成田狂児が、合唱部部長の中学生・岡聡実に歌唱指導を依頼するというストーリー。
綾野が演じた狂児は、X JAPANの『紅』が十八番という設定。役作りは「とにかく『紅』を愛すところから」だった。「狂児は『紅』に恐ろしいほどの情念を持って歌っている。これっぽっちもお遊びなしで『紅』と向き合っていることをご理解いただけたら。音楽から入る役作りも新しく、壮大な楽曲である『紅』に向き合った時間が聡実との関係をより強固にしたのかな」と振り返った。
カラオケ練習は何度か重ねたが、山下敦弘監督とのディスカッションで「狂児にとって『紅』は人生の一部。練習はしていない」との結論に至ったという。「イントロを聞くとたぎってくるものがあるので、そういった表現を考えた。だいたい、ほぼほぼ一発で勝負していく感じだった」と明かした。
役が決まってから監督や脚本家らとともにカラオケで歌声を披露。「いろんなパターンを歌って、できる限りのことをした」といい、「裏声が気持ち悪いという設定なので、全編裏声で歌っております(笑)」と“聴きどころ”をアピールした。
完成披露試写会には齋藤潤、芳根京子、やべきょうすけ、チャンス大城、八木美樹、後聖人、北村一輝、山下敦弘監督も参加した。