俳優の吉岡里帆が2日、都内で行われた映画『怪物の木こり』の公開記念舞台あいさつに共演のKAT-TUNの亀梨和也、菜々緒、メガホンをとった三池崇史監督とともに出席した。

　2019年に『このミステリーがすごい！』大賞を受賞した同名小説が原作。斧で脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件を軸に、先読み不可能なストーリーを描く。主演の亀梨はサイコパスな弁護士・二宮彰、吉岡は二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美をそれぞれ演じた。

　劇中、二宮から暴力を振るわれる映美。吉岡は「殴られて首を絞められて、みたいな。私が一番痛めつけられている」と苦笑した。また、完成品を観たとき「うっ血しすぎて、“ヒゲ”に見えた。知らないおじさんが一瞬映ったのかと（笑）。マネジャーさんに確認して『決してそう見えないですよ』と言ってもらって安心したくらい。ヒゲに見えた人いませんか？　大丈夫ですか？」と観客に呼びかけた。

　三池監督は「舞台あいさつは上映後でよかった。見る前だったら『首絞められておじさんなるんだ』と思われちゃう（笑）」と話すと、亀梨も「最後に知らないおじさんが登場したら、俺もどうリアクションとったらいいのか（笑）。『え？』みたいな。僕やりきれないですよ」と笑いながら話した。