キティちゃんの声と綾波レイは一緒? 灰原哀やポケモンの声も…林原めぐみの代表作
声優の林原めぐみが11月1日、「林原めぐみ オフィシャルブログ」にてハローキティの「キティ」の声を卒業することを発表した。この発表でキティの声を担当していたことを知った人も多かったようだ。そんな林原の幅広い演技力を本記事では過去に演じたキャラクターとともに振り返る。
声の百面相といっても過言ではない林原めぐみの代表作たち
声優の林原めぐみが11月1日、「林原めぐみ オフィシャルブログ」にてハローキティの「キティ」の声を卒業することを発表した。この発表でキティの声を担当していたことを知った人も多かったようだ。そんな林原の幅広い演技力を本記事では過去に演じたキャラクターとともに振り返る。
林原の代表的なキャラクターとして最初に紹介するのは、『名探偵コナン』に登場する灰原哀だ。彼女は、主人公・江戸川コナンと同様、薬を飲んで小学生の身体になってしまった人物である。見た目は子どもだが、中身は大人としてクールな姿を見せることが多い。一方で、好きな動物と接するときなどかわいらしい表情を見せることもあり、林原のさまざまな声色を楽しめるキャラクターだといえるだろう。SNS上では「クールで可愛らしくて惚れてしまいそうな声」「悲しさも可愛さも声だけで表現していて素敵」との声があがっており、灰原の声をきっかけに彼女の声に魅了されたファンが多いことが伺える。
また『新世紀エヴァンゲリオン』の超人気ヒロイン・綾波レイも林原が声優を担当している。彼女は汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンを操縦して「使徒」と呼ばれる巨大生物と戦うパイロットの1人。感情をあまり表に出さず、多くを語らないためミステリアスな存在として知られている。しかし、林原は言葉数や抑揚も少ない役柄のなかで「アヤナミスト」と呼ばれる熱狂的なファンを生み出すほどの表現力で、キャラクターの魅力を引き出すことに成功している。SNS上では「感情の起伏が少ないキャラの感情表現ができていてすごい」「レイを演じる林原さんの影響で、声優の仕事に憧れた」と演技力に対する驚きの声があがっている。筆者自身もレイを通じて言葉数だけではない表現力に感嘆させられたものだ。
ここまでは、クールなキャラクターを紹介してきたが、林原は逆に元気なキャラクターにも定評がある。その代表格の1人が『らんま1/2』に登場する主人公・早乙女らんまである。山口勝平が演じる男・早乙女乱馬は、中国での武者修行中に落ちた泉の影響で、水を被ると女になってしまう特異体質の持ち主。その水を被って女になってしまった姿が林原の演じる女・らんまである。元々は男でありながら、身体は女の子である女・らんま役を難なくこなしている林原に、SNS上では「心は男だけど女っぽく話す超絶妙な声の雰囲気に感心した」などと表現力に好評が集まっている。
そして最後に紹介するのは世界的に人気の高い『ポケットモンスター』に登場している悪の組織・ロケット団の団員ムサシである。ムサシは主人公サトシのピカチュウを狙う存在だが、毎度のごとく返り討ちにあってしまう。悪役だけど憎めない性格でファンから愛されるキャラであるムサシを演じた林原には「役の幅がすごい」「ムサシの元気系の声がすごく好き」とその幅広い力量にファンから称賛の声があがっている。ちなみに『ポケットモンスター』新シリーズでは、くさねこポケモン「ニャオハ」の声を演じており、キティ役を長年演じ続けた林原とネコとの途切れない縁を感じずにはいられない。
林原が演じたキャラクターは、ほかにも『スレイヤーズ』のリナ=インバースや『魔法のプリンセス ミンキーモモ‐夢を抱きしめて‐』のミンキーモモなどがあり、数えきれない。多才な林原が次にどんなキャラクターを演じるのか、今から楽しみだ。