俳優の仁村紗和が主演するテレビ東京系連続ドラマ『SHUT UP』（月曜午後11時6分）が、12月4日からスタートする。放送に先駆け、矢島健一、岡本玲、野呂佳代がゲスト出演することが27日に発表された。

　同作は、苦学生たちが企てる復讐（ふくしゅう）を描くオリジナルのクライムサスペンス。仁村演じる主人公の田島由希は、学費も生活費も自分で稼ぐ貧しい苦学生。同じ境遇の川田恵（莉子）、工藤しおり（片山友希）、浅井紗奈（渡邉美穂）と共に寮で身を寄せ合い、「貧しさを諦めたくない」と思いながら日々を過ごしていた。しかし恵の妊娠が発覚。相手のエリート大学生・鈴木悠馬（一ノ瀬颯）が誠実な態度をとらなかったことから、運命が狂っていく。非力だと見下され悔しさと虚しさを抱えた4人は、『自分たちなりのやり方』で立ち向かうことを決意。たとえそれが“間違ったやり方”だとしても、どうにもならない現実に復讐を企てる。

　ゲストの矢島が演じるのは、恵を妊娠させた悠馬の父・将成。また岡本は、紗奈に接触し怪しいビジネスに勧誘する謎の女性・山際ひかりを演じる。野呂は妊娠した恵のターニングポイントになる人物・高梨塔子として登場する。

　さらに同作のオープニングテーマとエンディングテーマも決定。オープニングは“JAPANESE TAKUROKU INDIE POP”をコンセプトに活動する男女2人組ユニット・Quw（キュー）の『春に涙』。ドラマタイアップ初となるQuwは、「ドラマに楽曲を書き下ろすということが初めての経験だったので、自分達の曲がどのように流れるのだろうかとソワソワしています。この楽曲がドラマを通じてたくさんの人に届くと嬉しいです！」と喜びを語った。

　またエンディングは、エイベックスとテレビ東京による次世代オーディション『ヨルヤン』を勝ち抜いたmzsrz（ミズシラズ）の『シェルター』に決定。「『SHUT UP』というタイトルに込められた言葉の強さを胸に、どうにもならない現実に自らのやり方で立ち向かおうとする彼女達が強く在ろうとする裏側に抱えた『感情』を想像しながら、今作『シェルター』を歌いました」と、楽曲に込めた思いを語った。