井岡一翔、大みそかに世界戦決定「今年も大みそかに戦いたい気持ち強かった」 相手は8位ペレス「油断できない選手」

ボクシング世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)が27日、都内で会見し、大みそかに東京・大田区総合体育館で同級8位ホスベル・ペレス(ベネズエラ)と初防衛戦を行うことを発表した。当日はABEMAが全試合無料生中継する。

会見に出席した井岡一翔【写真:山口比佐夫】
会見に出席した井岡一翔【写真:山口比佐夫】

12度目の大みそかのリング、ABEMAが独占無料生中継

 ボクシング世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)が27日、都内で会見し、大みそかに東京・大田区総合体育館で同級8位ホスベル・ペレス(ベネズエラ)と初防衛戦を行うことを発表した。当日はABEMAが全試合無料生中継する。

 スーツ姿で会見に臨んだ井岡は、「今年大みそか戦うことが決まりまして、多くの関係者の皆さんに感謝いたします。12回目の大みそかなのですが、今年の大みそかも戦いたいという気持ちが強かったので、試合をすることに決めました。期待に応えられるように、今年の大みそかも最高にできるようにしたいと思っています」と口にした。

 対戦相手については、「まだ、ペレス選手の映像、試合はかなり見たわけではないので、そこまでの情報、印象は薄いんですが、成績もよくて世界経験もあり油断できない選手。キャリアのあるいい選手だと思います」と続けた。

 一方のペレスはオンラインで会見に参加。「チャンスをいただきありがとうございます。このチャンス、グレートな試合をしたい。スペクタクルな試合をしたいと思っている」と意気込みを語った。

 34歳の井岡は30勝(15KO)2敗1分。2009年にプロデビューすると、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級と日本人男子史上初の4階級制覇を達成した。前回は6月24日に、昨年大みそかにドローだったWBA世界スーパーフライ級王者ジョシュア・フランコ(米国)とダイレクトリマッチを行い、3-0の判定勝ちを収めた。大みそかに戦うのはこれが12度目で、過去9勝1敗1分。世界戦21勝は日本人最多。

 28歳のペレスは20勝(18KO)3敗。現在3連勝中で、2023年はこれが4試合目となる。2020年にはアルテム・ダラキアン(ウクライナ)が持つWBA世界フライ級王座に挑戦。判定負け(0-3)を喫した。

 アンダーカードには元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(志成)、東洋太平洋フェザー級王者・堤駿斗(同)が登場。前WBOアジア・パシフィックスーパーフェザー級王者の木村吉光(同)は、前日本同級王者・坂晃典(仲里)と東洋太平洋同級王座決定戦を行う。

次のページへ (2/2) 【写真】ベルトを手に登場した井岡一翔…ホスベル・ペレスとの会見“2ショット”
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