SMILE-UP. ジャニー氏性被害者35人への補償内容の連絡開始を発表 補償の受付窓口には834人

SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は22日、公式サイトを更新し、故ジャニーズ喜多川元社長による性加害をめぐる被害者救済委員会が、35人の被害者に向けて補償内容の連絡を開始したことを発表した。

SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】
SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】

公式サイトで「今後も定期的に被害補償や再発防止策の進捗状況等をご報告」

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は22日、公式サイトを更新し、故ジャニーズ喜多川元社長による性加害をめぐる被害者救済委員会が、35人の被害者に向けて補償内容の連絡を開始したことを発表した。

「被害者救済委員会から性被害に関する事実確認等が終了した皆さまへ、補償内容のご連絡を開始した旨の連絡を受けましたので、お知らせします。本日、被害者救済委員会より補償内容をご連絡する方は35名とのことですが、その氏名や具体的な補償内容等につきましては、プライバシーに関わることから、公表を差し控えさせていただきます」

 旧ジャニーズ事務所は、性加害問題を調査してきた「外部専門家による再発防止特別チーム」からの同8月29日付で受けた提言に従い、9月13日付で同社との関係を有しない元裁判官の弁護士3人によって組成される「被害者救済委員会」を設置した。

 その過程も説明した上で、SMILE-UP.は「被害者救済委員会は、受付窓口を通じて寄せられた申告と被害申告をされた方からの直接の聞き取りを通じて、被害者各人の具体的な被害内容やその後の生活への影響などを確認した上で、被害の程度・被害の凄惨さと被害者に生じた様々な生活上の支障や後遺症などの個別具体的な事情を踏まえて、補償金額を提示します」「被害者救済委員会の運営・判断は、完全に弊社からの独立性を維持した形で行われております。弊社は、被害者救済委員会のご判断に全面的に従うこととしており、被害者救済委員会からご連絡を受けられた方へ、その内容について合意の上で、速やかに補償金の支払いを行ってまいります」と説明している。

 さらには「被害者救済委員会によると、11月20日時点で受付窓口に性被害に関する補償についてご連絡があった方は834名で、現在、被害者救済委員会にて順次、個別に聞き取り等が進められていると伺っております。今後、聞き取り等を終えられた方には、今後、順次補償金額の提示のご連絡がされることとなります」と説明。続けて「弊社では、外部専門家によって監修され、心療内科医・公認心理師による『心のケア相談室』をご用意しております。完全にプライバシーに配慮した形で、ご相談者中心の心のケアを行えるよう万全の配慮がなされております。ご相談を希望される方は、相談窓口よりお申し込みください」「被害を受けた方々へのお詫びと被害救済にはこれからも長い道のりが待ち構える中、弊社は今後も定期的に被害補償や再発防止策の進捗状況等をご報告し、皆さまのご理解を得る努力を全社一丸となって続けてまいります」と宣言している。

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