【ブギウギ】ツヤが星になる直前元気になった理由 NHK「最後は明るく…という思いが」
俳優・趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜午前8時)の第39回が23日に放送され、スズ子の母・ツヤ(水川あさみ)が亡くなる展開が描かれた。ツヤは病気で余命が長くない状態だったが、第39回で突然、元気になって布団から立ち上がり、銭湯の番台に座って明るくふるまって仕事をした。その後、最期を迎えた。NHKの制作統括・福岡利武氏が取材に応じ、ツヤの最期について語ってくれた。
ツヤ演じる水川あさみオールアップの瞬間、NHK「拍手鳴りやまず」
俳優・趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜午前8時)の第39回が23日に放送され、スズ子の母・ツヤ(水川あさみ)が亡くなる展開が描かれた。ツヤは病気で余命が長くない状態だったが、第39回で突然、元気になって布団から立ち上がり、銭湯の番台に座って明るくふるまって仕事をした。その後、最期を迎えた。NHKの制作統括・福岡利武氏が取材に応じ、ツヤの最期について語ってくれた。
「死ぬ間際に元気になるのは、脚本の足立紳さんもツヤさんらしい亡くなり方はどういうことかをずいぶん考え抜いた上のアイデアだったと思います。最後は明るくツヤさんをみとりたいという思いが強かったのではないでしょうか。台本上も漫才みたいなやりとりになっていき、難しいお芝居だったと思いますが、夫・梅吉を演じる柳葉敏郎さんと趣里さんの熱演があって、『ブギウギ』らしい家族の話になったと思います。すてきだなと思いました」
水川の魅力も語ってもらった。
「これぞ『ブギウギ』という人。ズキズキワクワクすると言いましょうか……本当に明るくて笑顔のすてきな方。せりふに説得力もあって、周りをユーモアで包んでくれたりもする本当に素晴らしい人だと思います。水川さんのオールアップはツヤの亡くなるシーンの撮影でしたが、みんながスタジオに集まっていました。撮影が終わった時の拍手は鳴りやみませんでした」
ツヤの最後のシーンは、布団に横になってスズ子の歌を聴き、笑顔でスズ子に拍手を送る展開だった。亡くなったことはスズ子の声で「この日、お母ちゃんは天のお星さまになりました」と伝えられた。
「あまり湿っぽくなりすぎることのないようにお伝えする形にしました」
視聴者に元気を与えてくれるような明るい作品『ブギウギ』らしい形と言えそうだ。