手年齢26歳の42歳男性トップハンドモデル・柏木たけしの生活 手袋は使い分け、1日4回のケア

42歳にして、“26歳の手年齢”を持つ男性ハンドモデルの柏木たけし。そのしなやかで美しい手を武器に大手食品メーカーや化粧品メーカーの作品に出演し、キャリアは12年になる。このたび、都内で開催されたハンドクリーム「ユースキン製薬」の記者勉強会に登場。その際に「手」を意識した日頃の生活やハンドケアについて聞いた。以下、インタビュー「後編」。

インタビューに応じたハンドモデルの柏木たけし【写真:ENCOUNT編集部】
インタビューに応じたハンドモデルの柏木たけし【写真:ENCOUNT編集部】

柏木たけしインタビュー「後編」 4~5種類のアイテムで入念にマッサージ

 42歳にして、“26歳の手年齢”を持つ男性ハンドモデルの柏木たけし。そのしなやかで美しい手を武器に大手食品メーカーや化粧品メーカーの作品に出演し、キャリアは12年になる。このたび、都内で開催されたハンドクリーム「ユースキン製薬」の記者勉強会に登場。その際に「手」を意識した日頃の生活やハンドケアについて聞いた。以下、インタビュー「後編」。(取材・構成=コティマム)

 18歳の頃から、雑誌『東京ウォーカー』などの読者モデルだった柏木は、29歳の時に参加したCM撮影現場で監督から手の美しさを褒められ、ハンドモデルに転身した。そこを境に手の扱い方を変え、ケアを始めたという。

――ハンドモデルになって日々の生活は変わりましたか。

「手や指にカメラがかなり寄って撮影することがあるので、肉眼では気にならない乾燥やくすみが目立つことに衝撃を受けました。そこに気づいてからは、毎日のハンドケアはもちろん、スマホのカメラで手を撮影して拡大して確認するようにしています。一番の劇的な変化は、紫外線や虫刺されを防ぐために、外出時は常に手袋をしていることです。冬場でもあまり手袋しないタイプだったので、“手が常に包まれている違和感”に慣れるまでは大変でした」

――本日も登壇時以外は手袋をされていました。

「外出時は人とすれ違ったり障害物もあったり、日焼けもするので、必ず手袋をします。日傘とサングラスも必ず持ち歩いて、手袋は何種類か使い分けています。綿素材で手に跡がつかない大きめのサイズで、中の縫いしろも手に当たらない、保湿できるものです。その他に、UVケアができるもの、寝る時用と使い分けています。洗い物をする時も、直接ゴム手袋をするのは刺激が強いので、綿の手袋をした上からゴム手袋をします」

――生活の中でNGな動作はありますか。

「まずは『爪でシールをはがさない』『缶のプルタブを爪で開けない』。爪が皮膚からはがれてしまい、爪の形に影響するためです。爪先に衝撃が加わると、ささくれなどのトラブルにつながるため、『爪の先でタイピングやタップ』もNGです。それから、関節が太くなったりむくんだりする原因になるため、『指先で荷物を持つなどの負荷をかけない』。血流やリンパの流れを阻害しないよう、『肘の内側に荷物をかけない』ことも重要です。関節や筋肉をニュートラルな状態にして休ませるため、『指や甲を常に丸めた状態にしない』。そして、くすみやシミの原因になって肌のキメが乱れるため、『皮膚を摩擦しない』ことも大事です。日々の過ごし方で反省したのは、夏に家の中で蚊に刺された時。家の中なので完全に気を抜いていて、それからは防虫スプレーを部屋にまいて、肌にも塗布するようになりました」

――普段はどのようなハンドケアをしていますか。

「1日に4回、1回あたり7?8分、夜寝る前は20分くらいかけて、リラックスしながらしています。アイテムは、導入美容液の『ニールズヤードレメディーズ フランキンセンスインテンスハンドセラム』、その後にネイルオイルの『GROWNCAREオイル』で、精製水、最後にハンドクリームの『ユースキン』や『ユースキンhana キンモクセイ』です。週に2回ほど、手専用のスクラブ『OPIプロスパ マイクロエクスフォリエート ハンドポリッシュ』を使っています(写真)」

――こんなにたくさん!

「スクラブでは、表面に残った垢や角質をしっかり落とします。まずは汚れを落とさないと美容成分が入っていかないので。これをするだけでも手首と甲で色が変わります。導入美容液は、後に塗るものの成分を浸透しやすくします。ネイルオイルは健康的な爪を育てるためのものです」

――オイル後に水を使うのですか。

「オイルは肌になじみがないので、なるべく体内に近い成分に水を足して乳化し、なじみを良くしてあげます。最後にハンドクリームを使って蓋をしてあげる。使っていくうちにスッと肌になじむ感覚は、ユースキンがわかりやすいです。スクラブ以外は季節を問わず、いつも持ち歩いています」

食事にもこだわり 成分を考えた「だけし丼」や「特製シリアル」

 今年3月、TBS系『マツコの知らない世界』の「ハンドモデルの世界」に出演した際には、柏木お手製の「たけし丼」や「特製シリアル」といった“肌に良い食べ物”が紹介された。「たけし丼」は納豆、ごま、かつお節、卵、グレープシードオイル、ちりめんじゃこ、わかめが入ったどんぶりで、「特製シリアル」は玄米フレーク、ごま、はとむぎにメープルシロップと牛乳をかけたものだ。

――「たけし丼」や「特製シリアル」はいつ考案したのですか。

「食生活に関しては、皮膚の元となるたんぱく質や、むくみを防止するカリウム、造血につながる鉄分などを積極的に摂取するようになりました。『たけし丼』や『特製シリアル』は、事務所に入って1年くらいした時に、よりプロとして自信を持って人前やカメラの前に立つことができるように、外からも中からも健康的な生活をしようと思い立ったのがきっかけです」

――食材の成分を考えて取り入れたのですか。

「そうですね。例えば納豆には、たんぱく質とビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、鉄、亜鉛が含まれているため、皮膚や爪などの育成や健康維持が期待できます。カリウムも含まれているため、むくみ対策にもなります。グレープシードオイルはリノール酸やビタミンEが豊富。玄米フレークはビタミンA、B1、B2、ナイアシン、C、Dをバランスよく摂取することができます」

――その他に取り入れているものはありますか。

「今は液体の酵素ドリンクを飲んでいます。冬場でも末端の冷えを感じることがなくなったのと、1年を通して体調を崩すことが少なくなりました。こまめに摂取する食材は芋栗かぼちゃ。腹持ちもよく栄養価も高いため、おやつの代わりにいただくことが多いです。水分は朝に白湯を作り、1日を通して喉が渇く前に飲むのと、発酵させた甘酒を飲んで健康を維持しています」

――内側・外側から徹底ケアしていますね。

「日々のケアをしっかりしておくと、日常のうっかりで手に傷がついてもカバーできることがあります。私も少し前に紙で手を切ってしまったのですが、日々のケアのおかげで子どもの頃のように代謝が早くなり、2~3日もすれば一番表側の皮が取れて、何もなかった感じになりました。ハンドモデルではなくても、指先が与える印象って意外と大きいです。水仕事や乾燥、摩擦で手荒れに悩んでいる方もいらっしゃると思うので、ハンドケアはぜひ取り入れてほしいです。やればやるほど見栄えもきれいになりますし、(あかぎれなどの)痛みなどもなく、日常生活の質も向上します」

□柏木たけし(かしわぎ・たけし)1981年3月14日、東京都出身。18歳の頃から『東京ウォーカー』の温泉特集などで読者モデルとして活動。30歳の時に撮影現場で手を褒められたことをきっかけにハンドモデルに転身。大手食品メーカーや化粧品メーカーなど、多数の作品に出演。手のひらの長さ20センチ、身長181センチ。

次のページへ (2/2) 【写真】手年齢26歳を保つ6つのハンドケアアイテムと手袋たち
1 2
あなたの“気になる”を教えてください