目玉おやじ演じた関俊彦、『鬼太郎』新作映画に驚き「こんな重いテーマを扱っていいのかと」

声優の関俊彦が19日、都内で行われたアニメーション映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公開記念舞台あいさつに出席した。

舞台あいさつに登壇した関俊彦【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した関俊彦【写真:ENCOUNT編集部】

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』舞台あいさつ

 声優の関俊彦が19日、都内で行われたアニメーション映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公開記念舞台あいさつに出席した。

 本作は国民的アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる生誕100周年記念作品。55年にも渡って子どもから大人まで愛され続けた『ゲゲゲの鬼太郎』に出演する目玉おやじの過去と、鬼太郎誕生を描いた物語だ。

 かつての目玉おやじを好演した関。「オーディションのときから“大人向けの鬼太郎にしたい”と伝えられていた」と語ると「合格して台本を読んだら、人間の愚かさや醜さ、それに立ち向かう勇気など完全に大人向けで、こんな重いテーマを扱っていいんでしょうか」と驚きのなか本を読んだという。

 目玉おやじと言えば、過去の田中勇さんや野沢雅子が演じてきたキャラクターだが、関は「小学校にあがる前、白黒のときから『ゲゲゲの鬼太郎』は見ていたので、意識するまでもなく自分のなかに入っていた」と語ると、「一見ひょうひょうとした鬼太郎の父のイメージだったのですが、水木との関わりのなかで、心のなかには自分よりも大事なものを、自分の命を代えて守り抜く人物なんだなと思った」と役へのアプローチ方法を語っていた。

「人間の愚かさや醜さを描いている」と何度も作品について語っていたという関だが、完成した映画を観た際には「人間、妖怪に限らず、動物、植物など命あるすべてのものに対して、愛を伝える作品だなと思いました」と深い映画であることを語っていた。

 舞台あいさつには、木内秀信、沢城みゆき、古川登志夫、古賀豪監督も参加した。

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