『桃太郎電鉄』不思議なあるある 誰もが共感する出来事とは?
4人対戦できる定番すごろくゲームで有名な『桃太郎電鉄』(以下、桃鉄)シリーズの最新作『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』(KONAMI)が16日にNintendo Switch用ゲームソフトとして発売された。友人と集まってプレイできることでも人気のゲームだが、さまざまなモヤっとする現象が発生することでも有名だ。今回は、特にもどかしく感じる桃鉄あるある3選を紹介しよう。
設定年数「99年」は思わぬ落とし穴?
4人対戦できる定番すごろくゲームで有名な『桃太郎電鉄』(以下、桃鉄)シリーズの最新作『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』(KONAMI)が16日にNintendo Switch用ゲームソフトとして発売された。友人と集まってプレイできることでも人気のゲームだが、さまざまなモヤっとする現象が発生することでも有名だ。今回は、特にもどかしく感じる桃鉄あるある3選を紹介しよう。
まず紹介するのは、設定年数あるあるだ。友達と集まって桃鉄をプレイしようとすると、テンションが上がってしまい、プレイ年数の設定で勢いに任せてついつい「99年」を選んでしまいがちだ。
桃鉄は、プレイヤーが順番にサイコロを投げ、出た目の数だけコマとなる列車を進めて目的地の駅を目指すゲーム。プレイヤー1巡を1か月と表し、12巡すると1年経過となる。つまり、プレイ年数を99年にすると、なんと1188巡のプレイ(4人プレイでおよそ40時間)が必要になる。
友達と99年プレイを始めると、10年くらいで飽き始め、最終的に15年くらいで終了しないか相談することになり、疲れと後悔が押し寄せるなんてこともよくあることだ。99年プレイは夏休み中などに、ある程度の疲れを覚悟してプレイするのがおすすめだろう。
また、桃鉄シリーズ定番のお邪魔キャラ・貧乏神にもあるあるが存在する。桃鉄では誰かが目的地の駅にゴールすると、目的地の駅からもっとも遠くにいたプレイヤーに貧乏神が取りつく。
貧乏神は、取りついた相手のお金を勝手に使ったり、持っていたカードを捨てたりと、さまざまな妨害をしてくるのだ。しかも、貧乏神は一定の確率でパワーアップした姿に進化してしまう。貧乏神の進化した姿で特に有名なのがキングボンビーだ。
キングボンビーは貧乏神以上に大量のお金を浪費し、一瞬でお金がマイナスになってしまうほどの危険な妨害をしてくる。キングボンビーから助かるためには、いち早く他のプレイヤーになすりつける必要があるだろう。
貧乏神やキングボンビーに取り憑かれたプレイヤーの列車が、他のプレイヤーの列車とすれ違うか、同じマスに停まることで、他のプレイヤーに貧乏神やキングボンビーをなすりつけることが可能。キングボンビーをなすりつけられたプレイヤーは絶望するはずだが、ここに不条理なあるあるが潜んでいる。
キングボンビーをなすりつけられたプレイヤーの順番になった瞬間に、なぜかキングボンビーから貧乏神に戻ってしまうのだ。キングボンビーから貧乏神に戻る確率はランダムのため、なすりつけられた相手の運がよかったのだろう。しかし、自分がキングボンビーに散々苦しめられたことを考えると、イライラが止まらない瞬間でもあるのだ。
最後に紹介するのは特急周遊カードあるあるだ。特急周遊カードを使うと、普段は1個しか投げれないサイコロを一気に3個投げられるのだ。また、普通のカードは1回使ったらなくなるが、このカードは最低でも5回は使える人気カードである。しかし、特急周遊カードにも悲しいあるあるが存在する。
1度に10マスくらいは進めるだろうと期待して特急周遊カードを使うと、3つのサイコロが全て1や2しか出ず、4~5マスしか進めないという現象だ。この現象はなぜか3回くらい連続で発生する場合もある。
隣でプレイする友人は特急周遊カードで毎回13マスくらい進んでるのに……とイライラした経験を持つ桃鉄プレイヤーは多いだろう。
桃鉄シリーズには、不条理なあるあるが多数存在する。しかしどれだけイライラしてもやめられない面白さがあるのも桃鉄シリーズの魅力だ。