黒柳徹子、『トットちゃん』アニメ映画完成に涙 クオリティーに感激「自分が行っていた時のよう」
俳優の黒柳徹子が18日、都内で行われた映画『窓ぎわのトットちゃん』完成披露舞台あいさつに登壇。本作に託した想いを明かした。
原作出版から42年の時を経て初の映画化
俳優の黒柳徹子が18日、都内で行われた映画『窓ぎわのトットちゃん』完成披露舞台あいさつに登壇。本作に託した想いを明かした。
第2次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、黒柳が自身の幼少期を自伝的に描いた同名小説が、42年の時を越えアニメ映画化。原作は、20以上の言語で出版され、世界累計発行部数2500万部を突破したベストセラー小説となっている。舞台あいさつには、大野りりあな、滝沢カレン、監督を務めた八鍬新之介監督も登壇した。
黒柳は原作出版から42年の時を経て、初めて映画化されたことについて「たくさんの映画のご要望がございましたが、読んでくださったみなさんの中に描かれたトットちゃんができている方がいいと思って、全部お断りしていました」と告白。「42年経ったんですけど、いろんなことを考えて、映画にしておいた方がいいんじゃないかと思っていたところに、監督から『アニメのやったらどうだ』とご要望がございました」と説明した。
本作の企画書を見てから7年が経って作品が完成したことを受け、「やっと出来上がったものを見せていただいて、泣いたんですけど私は」と吐露。「いろんなこと思い出されただけじゃなしに、当時の世の中、トットちゃんの学校、自分が行っていた時のように描かれていて、終わった時には涙が出ました」と涙をにじませて語った。