俳優の北村匠海が10日、都内の劇場で行われた映画『法廷遊戯』の公開記念舞台あいさつにKing & Princeの永瀬廉、俳優の杉咲花、メガホンをとった深川栄洋監督とともに出席した。

　会場後方の扉から大量のスモークとともに登壇した4人。永瀬は「二酸化炭素の量がすごかった。いつ出たらいいのか、分からんかった（笑）」と語ると、北村も「映画観た後の舞台あいさつだよね？　このテンションなのかっていう」と作品とのギャップに苦笑いだった。

　五十嵐律人氏による本格法廷ミステリー小説が原作。“無辜（むこ）ゲーム”と呼ばれる模擬裁判の果てに起こってしまった殺人事件をきっかけに、ロースクール同級生3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれていく様を描く。

　北村は「撮影日数は少なかったですが……」と話したところで、永瀬がニヤリ。「笑ってね、今。この場に堂々といる俺に対して」と指摘すると、永瀬は「撮影は5日間くらいだったけど、“5日感”がなかった」と振り返った。

　同世代3人の撮影は、作品の雰囲気と異なって和気あいあいだった様子。杉咲が、北村について「博学な方なので話が次から次に派生していって、気付いたら“北村劇場”になっていた」と暴露。永瀬も「5日間とは思えへんくらいのしゃべる量だった。自覚持って」と訴えて笑いを誘った。

　また、杉咲は「お2人はこんなにお忙しいのに、現場にいるときはとってもフラット。飾らないので無理しなくていい空気感があって、楽しかったです」とほほ笑み。北村は「自分は深川監督と何度もやらせてもらっているので、昔から知っている監督が2人とどういう化学反応が起こるかなって、ニヤニヤしていた。ニヤニヤして終わった5日間だった。すごく楽しかった」と語った。