6億円の豪華カーに5000万円の空飛ぶクルマ、巨大ロボットも販売へ…最先端過ぎて会場どよめき

「ジャパンモビリティーショー 2023」(26日開幕~11月5日まで、東京ビッグサイト)が行われ、出展する一般社団法人日本スーパーカー協会、株式会社AirX、ツバメインダストリ株式会社が3社合同記者発表会を開催した。

会場に展示された「アーカックス」【写真:ENCOUNT編集部】
会場に展示された「アーカックス」【写真:ENCOUNT編集部】

メカニックデザイナーの河森正治氏がサプライズ登場

「ジャパンモビリティーショー 2023」(26日開幕~11月5日まで、東京ビッグサイト)が行われ、出展する一般社団法人日本スーパーカー協会、株式会社AirX、ツバメインダストリ株式会社が3社合同記者発表会を開催した。

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 新型コロナウイルスの制限緩和を受け、4年ぶりに大規模開催となった今年。日本スーパーカー協会の須山泰宏会長も「今までの文化を踏襲したうえで、今後のモビリティ、スーパーカーの姿を紹介して、多くの人々や子どもたちに興味を持ってもらえれば本当にうれしい」とあいさつし、喜びを口にした。

 AirX社はヘリコプターやプライベートジェット、空飛ぶクルマなど、次世代のエアモビリティの供給源となるインフラを構築する会社。今回は、電気で飛行する空飛ぶクルマ「EH216-S」の展示を行った。日本円にすると5000万円で予約販売を行っている1台は、全国各地で実証飛行を敢行。2025年に開催予定の大阪万博に向けたフライトも行っていくという。社長の手塚究氏は「遠隔操縦が可能で、電気で飛び、静かに安く飛べる」と説明した上で、「陸のモビリティもありながら、空のモビリティも入ってくる時代。これは人々の生活を支えていく乗り物と思っている。空の乗り物、移動を当たり前にしていきたい」とアピールした。

 全高4.5mの巨大なロボットを展示したツバメインダストリ社は2021年8月創業。「アーカックス」と名付けられたロボットは多くの人が憧れたSFのような夢の体験を世界に発信すべく誕生したという。会見では300万ドルで海外販売することを発表。5台限定で完全受注生産するとのことだ。構想から約4年、ついに迎えた初の一般公開に代表取締役の吉田龍央氏は「やっとここまで来れた。『アーカックス』では巨大ロボに乗って操縦できる、という未知の体験を提供したい。これからワクワクするものを世に出せたら」と感慨を口に。今後はエクストリームスポーツとして、実際に「アーカックス」を動かして行う新たなゲームの形も開発していくという。

 また、会見の途中で『マクロス』シリーズ、『アクエリオン』シリーズなど多くの名作で監督を務めるなど活躍するメカニックデザイナーの河森正治氏が製作したデザイン案も公表。その後、会場にサプライズ登場すると、会場から驚きの声があがった。デザインを務めるにあたり、工場を訪れ、開発段階で実際に搭乗したことを明かし、「ぞくぞくしました。こうやって完成して実際に動いているのを見ると、ダイナミックですごく迫力もあるし、そういうのが実感できたのが興味深かった」と興奮した様子を見せた。

 ほかにも高級カーオーディオブランド「BEWITH」は集大成となる次世代フラッグシップ・カースピーカー「Confidence ZEN」を装着したスウェーデンのケーニグセグ社製ハイパーカー「ケーニグセグ レゲーラ」を展示。淡い木目のような高級感のある色合いに金のラインが入ったその見た目は豪華絢爛(けんらん)。総額5~6億円するという1台が公開されると観客からどよめきが起こった。

次のページへ (2/3) 【写真】5~6億円ハイパーカー「ケーニグセグ レゲーラ」
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