AKB48の柏木由紀が26日、都内で行われた自身がプロデュースしたコスメブランド『upink（ユーピンク）』のメディア向け発表会に登壇した。20日にグループからの卒業を発表してから初めてのイベント参加となった。

　柏木は、2006年12月に行われたAKB48追加メンバーオーディションに合格し、3期生として加入。中心メンバーとして活躍し、長きにわたりAKBをけん引した。グループ最年長の32歳だったが、ついにアイドル活動にピリオドを打つ決意した。

　これまで何度も卒業の2文字が頭をよぎってきたが、本格的に検討したのは「今年の頭くらいから」。17年とグループ史上最長のキャリアを持つ“ゆきりん”は「自分の気分や気持ちだけでさすがに卒業できないくらいお世話になった。半年くらいかけてしっかり重ねていっての卒業発表だった」と明かした。

「秋元（康）先生にはだいぶ前から相談していて、現役で言うと総監督の向井地美音にも割りと早めに行って、今回のコンサートを一緒に考えていた。あとは同期とか、さっしー（指原莉乃）やみぃちゃん（峯岸みなみ）には半年前から言っていた。卒業発表前ギリギリでもう1回言うおうとしたけど、バタバタしていて言うの忘れちゃって（笑）。『そういえば発表しちゃいました』って。みんないっぱい連絡くれました。でも、現役生には、あんまり言っていなかったのでびっくりしていた」と振り返った。

　卒業後も音楽活動を継続する意向。「AKBを17年やったと同時にソロ活動も10年目になって、6年ぶりの全国ツアーも決まっているので、それを成功させたい」と話し、「もう一度やり残したことがないか、のこり半年のAKB48を楽しみたい。体調に気をつけて元気に駆け抜けたいです」と語った。

『upink』は「わたしのための“かわいい”」をコンセプトに今年4月に誕生。今回は新商品としてアイパレットを発表した。今後も新アイテムを続々と発表する予定で、「これがまだ世の中になかったのか！　というのを作った。楽しみにしていただければ」と予告した。