日本人の母とナイジェリア人の父を持つボクシングの元日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏が21日までに自身のXを更新。YouTuberの“私人逮捕”映像を引用し苦言を呈している。

　パトロール系YouTuberとして活動しているガッツchの“私人逮捕”。過去に逮捕歴のある中島蓮氏が、自身の正義で電車内で痴漢や盗撮が疑われる人物を捕まえ、映像としてYouTubeに投稿している。コンクリートの上でタックルや羽交い締めにする映像には「やりすぎ」の声も。最近では、本業の警察官相手に反論する映像が問題になっている。

　問題となったのは「覚せい剤の売人を捕まえる」という映像のとあるシーンだ。匿名のユーザーから入手した売人の情報を元に中島氏が疑わしき人物に声かけ。実力を行使して取り押さえるというもの。

　警察官が“私人逮捕”を映像にしているYouTuberに核心をつく質問をする。

「通常、道を歩いている人をあなたたちが職務質問できないでしょ？　我々とは違うから。それは分かってますか？」

　腕を組んでイライラを隠せない中島氏は実力行使した理由を説明。警察官は落ち着いて話を聞いた後に「それはどういう権限を持ってやっているんですか？　あなたたちは職務質問する権利はないですよね」と淡々と説明した。

　一方の中島氏は「何が言いたいんですか？」の一点張りだった。

　この映像に細川氏は「マジで、この馬鹿の私人逮捕を見かけたら、全力で周りの人は、この馬鹿を私人逮捕してくれ　俺の目の前でやってたら、間違いなく俺はこいつを、暴行の疑いで、私人逮捕するよ　この馬鹿のやってる事と変わらんから、もちろん文句はないよね」と反応していた。