コロナ感染のベルギー王子「深く反省」ロックダウン中のスペインでパーティーに参加
新型コロナウイルスに感染したベルギーのジョアキム王子が謝罪した、と英公共放送「BBC」が報じている。
軽率な行動に欧州で波紋広がる
新型コロナウイルスに感染したベルギーのジョアキム王子が謝罪した、と英公共放送「BBC」が報じている。
ジョアキム王子は先月末、インターンシップのためにベルギーからスペインに出発。ロックダウン中のスペイン南部コルドバで、人数制限を超えたパーティーに参加し、感染が確認されていた。
発表された声明文で、ジョアキム王子は「自分の行動を深く反省しています」「旅行中に、自主的な隔離措置を守らなかったことを謝罪します」と反省の弁を述べた。
ロックダウン中のコルドバでは、15人以上での集会は禁止されていたが、問題となったパーティーには27人が参加していた。スペイン警察当局はこの事件を捜査中で、最大で1万ユーロ(約120万円)の罰金が科される可能性があるという。
「この困難な時期に、誰かにつらい思いをさせたくなかった」ともコメントしたジョアキム王子。スペインでは新型コロナ禍で約24万人の感染者と、約2万7000人以上の死者を記録。ベルギーも5万人以上の感染者と、9000人以上の死者が出ている。
ジョアキム王子はベルギーの王位継承権10位。軽率なパーティー参加は欧州で波紋を広げている。