池田エライザ、節約好きから意識が変化「今年はストック癖がすごい」 意外な一面を告白

歌手で俳優の池田エライザが、Sexy Zoneの中島健人が主演を務める映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)で幼い娘を誘拐されてしまう母親役に初挑戦する。演じるにあたって意識したことや、ストック癖に悩まされているプライベートな一面を取材で語ってくれた。

母親役に初挑戦した池田エライザ【写真:(C)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会】
母親役に初挑戦した池田エライザ【写真:(C)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会】

出演映画『おまえの罪を自白しろ』は10月20日公開

 歌手で俳優の池田エライザが、Sexy Zoneの中島健人が主演を務める映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)で幼い娘を誘拐されてしまう母親役に初挑戦する。演じるにあたって意識したことや、ストック癖に悩まされているプライベートな一面を取材で語ってくれた。

 今作は、江戸川乱歩賞をはじめ、数々の賞を受賞する社会派ミステリーのヒットメーカー・真保裕一氏の同名小説を映画化。

 政治家一族の宇田家の次男・宇田晄司(中島)は建築会社を設立するも倒産し、やむなく政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の父・宇田清治郎(堤真一)の秘書を務め、煮え切らない日々を送っていた。そんなある日、一家の長女・麻由美(池田)の幼い娘・柚葉(佐藤恋和)が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく、「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という清治郎への脅迫。それは決して明かすことが許されない国家を揺るがす“罪”だった。

 母親役を初めて演じた池田は「“母親とは”っていうのに、もっとぶち当たるかなと思っていたんですけど、初めて本を読んだ瞬間から柚葉がいなくなった喪失感でつらかったです」と感情移入したことを告白。

 続けて「私はお母さんと週2くらいで会うし、ヘアメイクさんやスタイリストさんは仕事するときに、子どもを連れてきてOKなので、お母さんに触れる機会が多いんですよね。あるあるを思い出しつつ、母性が体に染みていくような不思議な感覚でした」と撮影期間を振り返った。

 大物議員の娘を演じるにあたり意識したことは「人のことを許すことはできても、完全に忘れることは難しいじゃないですか。だから、麻由美の幼少期からブレない起爆点というか、許したけど、忘れられなかったことってなんだろうっていうのは、たくさん考えたかもしれない」と回顧。

 その上で「池田エライザの私は、おしゃれが好きだし、個人を尊重してもらいやすい仕事。でも、麻由美はそれすらも諦めざるを得なかったと思うんですよね。やっぱり威張っているようにご近所さまから思われてはいけない。そして、お父さん、旦那の顔を立てなきゃいけない。そこには、いろんな諦めがたくさんあったと思っています。なので、感じたことをリストアップして、ちょっと堤さんを嫌いになっちゃうようなことをいっぱい考えました」と探求していたことを明かした。

 出演を通して、自身の成長や変化を感じたことは「水田監督の人柄の素晴らしさは人として影響を受けました」と告白。「俳優と芝居を優先して現場を作ってくれる。優先するってことは本当にたくさん配慮してくださっているんですよね。どうやったら芝居しやすい環境になるか、自分にできることは何かって。1人の俳優にもそうやって配慮してくださる懐を見習いたいなと思いました」と尊敬のまなざしを送っていた。

 タイトルにちなみ、“自白”したいことを問われると「サステナブルを心がけたいって思うのに、どうしても今年はストック癖がすごくて、物をいっぱい買っちゃうんですよね」と苦笑しつつ、「柔軟剤3つ買ったり、充電器もネットでこの前、5本買っちゃって。外に出て、また買いに行くのが、面倒くさいんですかね。節約が好きなので、使い終わりそうなシャンプーに水入れちゃうよみたいな感じだったのに、2~3個置いときたくなりました」と心境の変化を実感していた。

 今後についても「伝わることをし続けなきゃいけないなと思います。それが、量なのか質なのかっていう話は置いといて。ただ、自分が伝えたいものが明確にあって、その作品に賛同して、伝えていく仕事をしないといけないなって思うんで、大きくは変わらないんでしょうけど、一役者としてはもっともっと深いとこに届くように頑張ろうとは思います」と意気込みを語った。

次のページへ (2/2) 【写真】宇田晄司役の中島健人、幼い娘・柚葉を演じた佐藤恋和と触れあう場面カット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください