三池崇史監督、主演・亀梨和也を絶賛「いくつもの顔を持っています」 恋人役の吉岡里穂も「本当に難しい役」

KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の場面写真、キャストの菜々緒、吉岡里帆、三池崇史監督のコメントが11日に解禁された。

映画『怪物の木こり』で主演を務める亀梨和也【写真:(C)2023「怪物の木こり」製作委員会】
映画『怪物の木こり』で主演を務める亀梨和也【写真:(C)2023「怪物の木こり」製作委員会】

映画『怪物の木こり』は、12月1日公開

 KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の場面写真、キャストの菜々緒、吉岡里帆、三池崇史監督のコメントが11日に解禁された。

 2019年第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した小説『怪物の木こり』(倉井眉介/宝島社文庫)を実写映画化。

 絵本『怪物の木こり』の怪物の仮面を被り、人間の脳を奪い去る連続猟奇殺人。その捜査線上に犯人が唯一殺し損ねた男、弁護士・二宮彰(亀梨)の名が浮上する。実は二宮は目的のためには殺人すらいとわない冷血非情なサイコパスだった。総力を挙げて捜査を進める警察と、犯人への逆襲を狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なストーリーが描かれる。

 今作のメガホンを取った三池監督は「二宮役は演じる本人の中にも二面性が求められるが、彼はいくつもの顔を持っています。経験豊富なアーティストであり、俳優であり、そしてイメージを売るアイドルという仕事をしていて、外に出れば街を歩いていても買い物をしていても“亀梨くん”でいないといけない。実際にそうやって生きてきた彼の強さが、今回の役柄に自然に発揮されている」と、二宮という役と亀梨の親和性を語る。

 そして、警視庁のプロファイラーとして事件を追う戸城嵐子を演じた菜々緒は、亀梨とは度々の共演となるが、本作の撮影では初日から、“ゾクゾクしたものを感じた”という。「亀梨さん(演じる二宮)のサイコパスな雰囲気が私の中でのイメージにぴったりハマって鳥肌が立つような感覚がしたのを覚えていて、『亀梨さんとこういう風にお芝居が出来て嬉しいな』と思いながらクランクインの撮影を終えました」と振り返っていた。

 一方で、「お話しさせていただくとチャーミングでかわいらしい一面もある」と印象を告白。「そのような人柄を知っているからこそ、安心してお芝居でぶつかっていける、安心して委ねられる、という部分もありました。今回このような作品で、お芝居でぶつかっていける、サイコパスの役が亀梨さんで本当に良かったなと思います」と、亀梨の人柄にも芝居にも絶対的な信頼を寄せていた。

 また、戸城と同じく二宮を取り巻くキャラクターの1人で、二宮の本性を知らずに彼を愛する婚約者・荷見映美を演じた吉岡も「亀梨さんは本当に難しい役をされていたと思います。ただ、亀梨さんが座長であったおかげで和やかな現場でした。いつもフラットにコミュニケーションを取ってくださっていたので、楽しい会話をしながら、変に肩に力を入れすぎずに正しい場所に集中して力を入れていくことができました。そういう現場になったのは亀梨さんが座長だったからこそだと感じています」と現場での亀梨の存在感を絶賛していた。

次のページへ (2/2) 【写真】弁護士・二宮彰役の亀梨和也が吉岡里帆演じる婚約者・荷見映美とにこやかに過ごす場面カット
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