シンママ告白で話題の藤咲凪、最終未来少女で示す“リアル”「大人の操り人形ではない」
音楽ユニット・最終未来少女は、今年7月7日にKT Zepp Yokohama(神奈川県横浜市)で行った単独デビューライブを成功させ、今後は対バンなどにも出演していく予定だという。容姿も性格も真反対な2人が駆け抜けてきた怒涛(どとう)の3か月間、そして夢見る未来について訊いた。
デビューライブから3回目のステージでも堂々たるパフォーマンスを披露
音楽ユニット・最終未来少女は、今年7月7日にKT Zepp Yokohama(神奈川県横浜市)で行った単独デビューライブを成功させ、今後は対バンなどにも出演していく予定だという。容姿も性格も真反対な2人が駆け抜けてきた怒涛(どとう)の3か月間、そして夢見る未来について訊いた。(取材・文=小田智史)
最終未来少女は、10月7日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で行われた大型アイドルイベント「GIGA・GIGA SONIC ~2周年大感謝祭SPECIAL in 幕張メッセ~ presented by ドラゴンエッグ」に出演。『Error Error』『Kamisama』『ワタシたちなんDeath』『Model Walk』『偶然と必然と運命と』の5曲を披露した。今回のステージが、デビューライブを含めてまだ3回目だったという。
小野緑(以下、小野)「(7月のデビュー)ワンマンを含めて、まだ3回しかライブをしていなくて」
藤咲凪(以下、藤咲)「それなのに、幕張メッセという大きな会場でやらせてもらって光栄です。照明がいっぱいだったし、この曲で(ステージの)前に行こうとか、少し振りを変えてみたり、話し合いながらやりました」
藤咲は安室奈美恵が「憧れ」で、小野は幼稚園のときは「モーニング娘。」、小学生のときは「AKB48」、中学生のときは「ももいろクローバーZ」が好きだったという自称「アイドルオタク」。藤咲が今年6月、テレビ番組の街頭インタビューに応じる姿がネット上で話題を呼び、フォロワーが8万人も急増するなどバズる形となった。さらには、2児の子どもを育てるシングルマザーであることも告白し、大きな注目を集めた。
最終未来少女の特徴は、葛藤や苦悩などセンチメンタルな感情をそのまま歌詞にしたためた楽曲だ。
藤咲「最終未来少女の武器は、楽曲だと思っています。私たち自身の言葉なので」
小野「私たちの人生のことを書いている歌詞だからね」
藤咲「みなさんに共感していただいて、バズらせたいなって(笑)」
小野「今の世代の女の子たちにも刺さったらいいなと思います」
自分たちの意思を反映させた楽曲、MV、衣装が見どころ
見た目・性格・物事の考え方、何もかもが相反する小野と藤咲。それでも完璧を求めて、1つの夢を追いかけていく。2人が注目してほしい最終未来少女のポイントとは――。
藤咲「それぞれにソロ曲があって、ミュージックビデオ(MV)の構成は自分たちで考えて作りました。今後も自分たちで意見を出し合いながらこだわっていくので、見どころだと思います」
小野「MVもそうだし、歌詞も自分たちのリアルな気持ちにより近づくように意見を出させていただいたり、衣装もデザインを考えて制作に携わらせてもらっているので、共感してもらえる部分は多いのかなと思います」
藤咲「大人の操り人形ではなくて、私たち自身の意思そのものが反映されているので。80%、90%は私たちの意見かも(笑)」
小野「パーセンテージで言っちゃうスタイルね(笑)。これから対バンなども出演させていただくと思うし、いろんな企画も考えているので、今後を楽しみにしていてください」
世代の心を掴む最終未来少女の“今”から目が離せない。
□最終未来少女(さいしゅうみらいしょうじょ)小野緑と藤咲凪、現代を生きる2人の異なる少女が紡ぎ出す次世代のリアリスティックユニット。夢を抱き、何でも理想がかなう仮想空間“最終未来”にたどり着くために活動するなかで、その過程で生まれる葛藤や苦悩など、心から生まれた生の言葉をそのまま歌詞にしたためて展開する。