【ONE】米農家の手塚裕之、緊急参戦も1R・一本勝ち 秋山成勲との対戦要求「日本で戦いたい」

アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」の格闘技イベント「ONE FightNight 15」(10月7日、ABEMAでライブ配信)がタイ・ルンピニースタジアムで行われている。第2試合のウェルター級マッチでは米農家の手塚裕之がジン・テホ(韓国)に1R・一本勝ちを収めた。

一本勝ちを収めた手塚裕之【写真:(C)ONE Championship】
一本勝ちを収めた手塚裕之【写真:(C)ONE Championship】

米農家の手塚裕之は試合9日前のオファーで受注を急きょ停止

 アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」の格闘技イベント「ONE FightNight 15」(10月7日、ABEMAでライブ配信)がタイ・ルンピニースタジアムで行われている。第2試合のウェルター級マッチでは米農家の手塚裕之がジン・テホ(韓国)に1R・一本勝ちを収めた。

 約1年9か月ぶりの復帰戦は緊急参戦だった。試合9日前のオファー。農家としての顔も持つ手塚は米の受注を急きょ停止した。試合のない期間も練習していただけあって、前日計量は余裕でクリア。しかし「落とし過ぎた。1.8キロ近く」と苦笑いしていた。

 試合序盤ではお互いスタンドでの探り合い。手塚は開始2分でシングルレッグテイクダウン。長いリーチのテホにスタンドで仕事をさせなかった。

 テイクダウン後、手塚はトップのハーフガードポジションでコントロール。ゆっくりと時間を使いながら、細かいパンチや肘を入れ、ポジションを調整していく。残り1分で相手の両足の間にある右足を抜くとサイドポジションへ。相手の腕をすくうと一気に腕十字に持っていき、残り14秒で一本勝ちを収めた。

 手塚はこれで3連勝。試合後のマイクで「めっちゃ幸せです! サワディカップ!(こんにちは!) この瞬間を待っていました。もっと戦いたい。日本で秋山成勲と戦いたいです」とアピール。試合展開については相手の長いリーチの打撃に警戒していたというが、「グラウンドに自信あった。アームバーイージー!」と笑顔だった。

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