全長25mのダブル連結トラック、ドライバーが複雑胸中「怖い」 視聴者「給与2倍でも足りない」
2024年4月以降、自動車運転業務の時間外労働時間を960時間と規定することで生じる“物流2024問題”。10月1日のABEMA情報番組『ABEMA的ニュースショー』ではこの問題について特集。救世主として紹介された全長25メートルのダブル連結トラックが話題になっている。
特に怖いのは左折
2024年4月以降、自動車運転業務の時間外労働時間を960時間と規定することで生じる“物流2024問題”。10月1日のABEMA情報番組『ABEMA的ニュースショー』ではこの問題について特集。救世主として紹介された全長25メートルのダブル連結トラックが話題になっている。
25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV(JAF Mate Onlineへ)
ドライバーの労働時間に上限が設けられたことにより、「物が運べない」ことや「人手不足」が懸念されている同問題。ABEMAが救世主となりえる全長25メートルのダブル連結トラックを特集した。効率2倍のトラックだが、ドライバーへの取材で運転の難しさが分かってきた。
トラックには8台のカメラが搭載。運転手は「意外に小回りはききます。大型の十輪より少し前に出てハンドルを回すくらい。でも怖いですよ、くねっちゃうと後ろ見えないですから」と語る。
特に怖いのは左折だといい「左折は今までにないくらい大集中。信号の手前から同じ方向に行く人がいないかを見て、左折先が本当に左折出来るかどうかを判断しなきゃいけない」と説明した。場所によっては諦めることもあるという。
左折よりも厳しいのがバック。「真ん中で角度がついているともう分からない。たぶんついてきているだろうなと。それしかないです。あとは降りて見に行くしかないです」と苦笑いした。
ダブル連結トラックは運転可能なドライバーが少ないうえに国土交通省によって「通行できる道路」が定められているため、自由に走ることができないとも紹介されていた。高速道路のPA、SAなどの駐車場に停車させることも困難なようでトイレ休憩はほとんどできないのが現実で「我慢するか……正直場外に」と話していた。
この放送に視聴者からは「神業でしかない」「給与2倍でも足りない」「トレーラーのバックは難しい」「連結トラックを想定して街づくりしてないから普及すると逆に困る部分がかなり出てきそう」「事故も多そうで怖い」「こりゃきついね」「大型トラックとは別物」などの声が上がっていた。