大沢たかお、潜水艦でのシーンは思うように動けず「1か月半の内に7歩くらい」
俳優の大沢たかおが29日、都内で行われた映画『沈黙の艦隊』の初日舞台あいさつに出席。潜水艦を模した真っ暗なスタジオで撮影した大沢は、「1か月半の内に7歩くらい歩いていないっていう、衝撃的な……」と苦笑し、「それ以上歩こうとすると監督から『動かないでください』と言われて。だから立っているのがだんだん得意になってきた」と裏側を話して笑わせた。
映画『沈黙の艦隊』初日舞台あいさつ 撮影秘話明かす
俳優の大沢たかおが29日、都内で行われた映画『沈黙の艦隊』の初日舞台あいさつに出席。潜水艦を模した真っ暗なスタジオで撮影した大沢は、「1か月半の内に7歩くらい歩いていないっていう、衝撃的な……」と苦笑し、「それ以上歩こうとすると監督から『動かないでください』と言われて。だから立っているのがだんだん得意になってきた」と裏側を話して笑わせた。
大沢が演じた海江田四郎は、日米共同で極秘裏に建造された日本初の原子力潜水艦・シーバットを奪い、乗員76人を伴って航海中に逃亡する役。撮影は常に真っ暗な空間で、大沢は「みなさんの現場に行くことはほぼなかった。完成した作品でマスコミブロックや政治ブロックを見たら、地上で光がある中で芝居していて、すごくうらやましかった」と語った。
原作ファンで、本作にはプロデューサーとしても携わった大沢。シーバットのセットには「億近いお金をかけてしまって。玉木(宏)くんが乗っていた“たつなみ”は、5万円くらいだっけ? 随分差がある」ととぼけると、玉木は「たぶん100は超えていると思う(笑)。たつなみより、シーバットのほうが広くて近代的な感じがするので、いいなぁって……」とうらやましがっていた。
この日の舞台あいさつは作品上映後に実施された。観客の前に立った大沢は「みなさん『この先どうするんだよ』って思っておられる。その痛い感情を感じている。『沈黙の艦隊』は壮大な船でここから始まる。この壮大なものを余すことなく映像にできるよう、これを第一弾としてやっていけたら。期待して待っていただければと思う」と続編を示唆。
しかし、続編製作には「ある程度、この映画で成績を出さないといけない。いいことはSNSで拡散し、悪いところはあとで連絡先を教えるのでTOHOさんに言っていただいて構わない」と笑いを交えてコメントした。
舞台あいさつにはそのほか、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、江口洋介、吉野耕平監督も登壇した。