齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後初の連ドラ出演 多部未華子演じる主人公の妹役「参加できるだけでも幸せ」

乃木坂46の元メンバーで、俳優・タレントの齋藤飛鳥が10月12日にスタートするフジテレビ系連続ドラマ『いちばんすきな花』(木曜午後10時)に出演することが25日、発表された。グループ卒業後、初めて連ドラ出演となる。

『いちばんすきな花』に出演する齋藤飛鳥【写真:(C)フジテレビ】
『いちばんすきな花』に出演する齋藤飛鳥【写真:(C)フジテレビ】

10月12日スタートのフジ木10『いちばんすきな花』

 乃木坂46の元メンバーで、俳優・タレントの齋藤飛鳥が10月12日にスタートするフジテレビ系連続ドラマ『いちばんすきな花』(木曜午後10時)に出演することが25日、発表された。グループ卒業後、初めて連ドラ出演となる。

 同作は4人の俳優が主演を務める新しい形の“クアトロ主演”ドラマ。社会現象とも呼ばれた『silent』(2022年10月期/フジテレビ系)でプロデュースを務めた村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組み、“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマにくすっと笑って、ふわっと泣ける、新しいスタイルのドラマを届ける。主人公を多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人が務める。

 この物語の主人公は潮ゆくえ(うしお・ゆくえ/多部)、春木椿(はるき・つばき/松下)、深雪夜々(みゆき・よよ/今田)、佐藤紅葉(さとう・もみじ/神尾)という別々の人生を送ってきた4人の男女。年齢も性別も、育ってきた環境も全く違う4人がある日、「唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達では無くなってしまった」、「結婚を考えていた彼女を、彼女の男友達に奪われた」、「友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」、「友達の友達もみんな友達と思っていたが、気付けば本音を話せる相手はいなかった」と、それぞれの日常のなかで“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面してしまう。境遇だけでなく、考え方も全く違う4人が、ふとした出来事を機に巡り会い、“友情”と“恋愛”というテーマに自然と向き合っていくことになるストーリーだ。

 そんな本作で齋藤が演じるのは主人公の1人、ゆくえの妹・このみ役。ゆくえとは8歳年が離れているが、現在は地元・新潟から上京し、姉妹2人で一緒に暮らしている。子どもの頃からどこか落ち着きがあって常に冷静なこのみは、周囲の人の言葉に流されがちな姉を見て「自分はこうはならない」と思うようになり、いつも楽な方や波風の立たない方を選択しながら平穏に過ごしてきた。そのため、もともと大人びていたことも相まって、「愛想がない」とか「感情がない」など勘違いされることが多く、人間関係に苦手意識を持っている。一方で、他人の恋愛には興味がないわけではなく、冷静な目で観察するような一面も。椿や夜々と出会い、紅葉と再会した姉・ゆくえの姿を一番近くで見守ることで、また、自分自身も椿、夜々、紅葉と触れ合うことで、クールなこのみの心にも変化が訪れるのか、それとも訪れないのか。

 齋藤は2011年に乃木坂46のオーディションに合格し、第1期生最年少メンバーとしてグループに加入。その後、アイドルグループとしての活動の他、女性ファッション誌の専属モデルに抜てきされファッションモデルとしても活躍。さらには『少女のみる夢』(16年/テレビ朝日系)で本格的ドラマ初出演ながら初主演を務めるなど、幅広いジャンルで才能を発揮してきた。17年には乃木坂46出演の舞台『あさひなぐ』で主演を務めたほか、翌年には映画『あの頃、君を追いかけた』(18年)でヒロインを演じるなど活動の幅を広げ、ドラマ『ザンビ』(19年1月期/日本テレビ系)や、人気漫画を実写化した『映像研には手を出すな!』(20年4月期/MBS・TBS系、映画・2020年公開)では立て続けに主人公を演じた。

 本作で齋藤は、このみという役柄を演じるにあたり「無責任なようで、でもどこか、ことばには責任がにじんでいたり、興味がないようで、あたたかい目を持っていたり、わたし自身もまだ、“ゆくえの妹”という存在でしかつかめていないですが、みなさんにいろいろ教えていただきながら、すこしずつこの役になじんでいけたらと思っています」と語っている。

 齋藤のコメント全文は以下の通り。

○齋藤飛鳥

――今作の主演のオファーを受けての印象を教えて下さい。

「脚本家の生方さんをはじめ、すてきなチームのみなさんがつくる繊細な作品は、受け手である視聴者のみなさんも細部まで目を凝らしてくださっているのだろう、という印象があります。私にもその機微を感じられるだろうかと不安な気持ちはありますが、あの世界観に浸れることをうれしく、とても楽しみに思います」

――台本を読んでの感想をお聞かせ下さい。

「今回共演させていただく方ははじめましての方ばかりですが、脚本を読むとなぜか、みなさんの声や表情がすぐに浮かびました。これが……そういうことか! と、既に引き込まれているようです」

――潮このみ役の印象と、演じる上での意気込みを教えてください。

「実はいちばん、謎が深い人のような気がします。無責任なようで、でもどこか、ことばには責任がにじんでいたり、興味がないようで、あたたかい目を持っていたり、わたし自身もまだ、“ゆくえの妹”という存在でしかつかめていないですが、みなさんにいろいろ教えていただきながら、すこしずつこの役になじんでいけたらと思っています」

――視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

「確実に、見る方のなにかに触れる作品になるのだろうなあと思います。参加できるだけでも、幸せなことです、がんばります」

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