【どうする家康】津田寛治が上杉景勝「クレバーな一面も持つ景勝を目指しました」
NHKが15日、松本潤が主演する大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の新たな出演者を発表した。津田寛治が上杉景勝を演じるという。
越後の虎・上杉謙信公の威光を受け継ぐ
NHKが15日、松本潤が主演する大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の新たな出演者を発表した。津田寛治が上杉景勝を演じるという。
津田の大河ドラマ出演は5回目。演じる上杉景勝は戦国の雄・上杉謙信の後継者。秀吉に臣従し、越後から会津へ転封となるも、五大老の一人として存在力を高める。秀吉の死後、自国の軍備増強に専念し、家康への対立を露わにする人物。
津田は演じる人物の印象についてコメント。
「ただ単に家康と敵対する大老ではなく、上杉家を守ってきた当主として心より御家繁栄を願っていた実直な武将であることを念頭において演じました。徳川家康の人生は、今の時代を生きる若い人たちにシンパシーを感じさせるのではないかと思います。ティーンエイジャーにも見やすく作られている『どうする家康』を日本の若人がご覧になることで、自国のこれからに思いをはせていただけるのではないかと期待しています」
これまで上杉景勝に対して持っていたイメージも紹介。
「やはり謙信の息子というイメージが強く、エリート武士なのかなと思っていましたが、今回演じさせていただくにあたって監督さんとお話を重ねるうち、野性的で骨太な一面をもつ武将であることが浮き彫りになりました。そんなふうに荒々しくも、それだけではないクレバーな一面も持つ景勝を目指しました」
戦国時代を舞台にした大河への出演は『天地人』以来14年ぶり。戦国大河ならではの魅力、醍醐味はどうだろうか。
「400年以上も前の戦国時代の真偽は曖昧な部分も多いと思います。『歴史は勝者によって作られる』という言葉もあるように、学校で教えられる歴史も全てが史実では無いかもしれません。でも、だからこそ戦国時代はドラマに向いているのではないでしょうか。沢山の歴史的事件があったのにその真偽ははっきりせず、それ故いくらでも多面的に想像できるという、ドラマの作り手にしたらとてもファンタスティックな時代だと思います」
好きな古沢作品も紹介。
「『ALWAYS三丁目の夕日』や『探偵はBARにいる』など、ダイナミックに物語が展開していくエンターテイメント作品が圧巻ですね。映画を見るときはどうしても仕事目線になってしまうのですが、古沢作品はまさに仕事を忘れて楽しめます。若い人にも人気の『どうする家康』ですが、若人のカリスマである松本潤さんが晩年の家康をどう演じるのか、とても楽しみです」