趣里、神木隆之介と朝ドラ主役の思いに感激の共感「救われました。そうなんです。うれしい」

現在放送中のNHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土曜午前8時)の主演・神木隆之介とヒロインを演じる浜辺美波、さらに次期朝ドラ『ブギウギ』(10月2日スタート、月~土曜午前8時)のヒロイン・趣里が13日、NHK大阪放送局でバトンタッチセレモニーを行った。

【写真:(C)NHK】
【写真:(C)NHK】

放送中の朝ドラ『らんまん』と次期朝ドラ『ブギウギ』のバトンタッチセレモニー

 現在放送中のNHKの連続テレビ小説『らんまん』(月~土曜午前8時)の主演・神木隆之介とヒロインを演じる浜辺美波、さらに次期朝ドラ『ブギウギ』(10月2日スタート、月~土曜午前8時)のヒロイン・趣里が13日、NHK大阪放送局でバトンタッチセレモニーを行った。

 神木は『らんまん』の最終回が近づく中、「撮影は先日終了しまして」と明かすと、「万太郎という一人の人物の人生を生きてきて、あと2週ちょいなんだな、というさみしさもありつつ、最後まで皆さん届けられるような作品であってほしいし、皆さんの中に残る作品であったらいい、という思いが終わりに近づくにつれて強くなっております」と心境を明かした。

 浜辺も最終回が近づくことに「皆さまにさみしいと思ってもらえるような物語になっていけばいいなと放送を楽しみに見ております」と語った。

 趣里は「毎朝、支度中に絶対に『らんまん』を見るのがルーティンだったので終わってしまうのがさみしいというのがありながら、いよいよ自分の『ブギウギ』が始まると思うとズキズキワクワクという感じです」と語った。

 セレモニーの司会を『ブギウギ』のナレーションを担当する高瀬耕造アナが務めた。高瀬アナから「私も少しだけ支えさせていただきます」と言われた趣里は「少しじゃないです。メインです。高瀬アナにかかっております」と冗談めかしていた。高瀬アナは「やめてください」と動揺していた。

 その後、セレモニーでは恒例のプレゼント交換に。神木は趣里に高知の木材を使ったオリジナルのホワイトボードを、浜辺からはミカンをプレゼント。さらに神木が、劇中に実際に登場した四つ葉のクローバーのレプリカも手渡し、「永遠に幸せが『ブギウギ』の現場にありますようにという願いを込めて」と語った。他にも四つ葉のクローバーを作れるキットも。趣里は「もう幸せです」と感激していた。

 一方、趣里から神木と浜辺には『ブギウギ』の主人公・鈴子の実家が銭湯ということにちなみ、『らんまん』と『ブギウギ』のロゴ入りのオリジナルの湯おけを「これで疲れを癒してほしい」と手渡した。

 その後、神木と浜辺から趣里にバトンが渡された。

 神木は自身が前作『舞いあがれ!』の主演・福原遥からバトンをもらった当時を思い、「福原さんが撮影を終わられていて僕は撮影が折り返しの時期で、撮影中の環境と撮り終えた方から受け取るバトンというので当時は遠い未来だなという感じがしました。このターンに自分がなるとは…あんまり実感はないです。趣里さんには、本当に撮影頑張って!応援してます!という気持ちを込めて渡させていただきます」。さらに「僕も大変だったので。ここまで頑張ってきたけど、そうか、ここからもう何十ふんばりもしないといけないんだ、という時のバトンタッチセレモニーの時期でしたので鮮明に覚えています」と語った。

 今が大変な時と気遣う神木の思いに趣里は「救われました。そうなんです。うれしいと思って……頑張れそうです」と、朝ドラの主役の思いや苦労を共感できたことを喜んでいた。

長丁場の撮影を乗り越えるコツとは

 その後、行われた会見では、長丁場の撮影を乗り越えるコツを神木と浜辺が紹介。

 神木は「遊び心です。リハでふざけてみたり、思いついたらアドリブをやってみたり。芝居でもふざけられるところがあれば、ちょっとした楽しいシーンで遊び心、余白があれば楽しいだろうなということを心掛けていました」。

 浜辺は「息抜きを大事にしていました。カツラとつける間にゲームをしたり、定期的に気分をかえ、自分で機嫌取りをして好きに一人で過ごす時間を意識的につくっていました」と紹介した。

 趣里は「自分に正直にいようと思って、頑張り過ぎないことを心掛けています。ちょっとしんどい時はしんどいと言おうと。今まではそれができずに無理に頑張っていました。ナチュラルにいられたらいいと思っています」と語った。

 最後は趣里が『ブギウギ』について「個性豊かなキャラクターと素晴らしい役者さんがたくさん出てきて毎秒、毎秒が見どころ」とPRすると「舞台のシーンがたくさん出てきます。朝、元気になれる出来になっていると思いますので、それで元気づけて一日を始めていただけたら」。さらに「一緒にズキズキワクワクして」と語っていた。

『らんまん』は江戸末期に生まれ、激動の時代に、草花を愛し、夢に向かって人生をまっすぐに歩んだ植物学者・槙野万太郎(神木)の生涯を描くオリジナル。万太郎の妻・寿恵子を浜辺が演じている。『ブギウギ』は大阪の下町の銭湯の看板娘として育つヒロイン・鈴子(趣里)が、小さな頃から歌って踊るのが大好きで、やがて歌の才能を発揮し、戦後のスターとなっていく半生を描く。戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルに波瀾(はらん)万丈の物語をフィクションとして再構成する。

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