海外も“日本モデル”に注目「ロックダウンを回避しただけでなく、大規模検査も避けた」
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された日本。安倍晋三首相は“日本モデル”の勝利としたが、海外メディアもこの“日本モデル”を取り上げている。
ひとまず新型コロナ対策に成功、米テレビ局司会者が取り上げる
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された日本。安倍晋三首相は“日本モデル”の勝利としたが、海外メディアもこの“日本モデル”を取り上げている。
米テレビ局「FOXニュース」で司会も務めるチャールス・ペイン氏はツイッターで日本とアメリカの状況を比較し、こう言っている。
「アメリカには大規模なロックダウンが必要だったのか? 日本の安倍首相は“日本モデル”の勝利を宣言した。日本は強制的なロックダウンを回避しただけでなく、新型コロナウイルスの大規模な検査も避けた」
米国は新型コロナウイルスで170万人以上の感染者と9万9000人以上の死者を記録。世界最大の被害国となっている。一方、日本は感染者1万6581人、死者830人にとどまり、緊急事態宣言はひとまず解除となった。
ペイン氏の問題提起に対し、米市民からは次のように日本を讃える声が集まっている。
「日本には全く違う文化がある。日本人は体調が悪いと感じた瞬間、マスクを着用する。この(コロナの)ニュースを聞いた瞬間も、日本人全員がマスクを着けていた。彼らにはとても清潔な文化がある」
「我々、アメリカ人には、オレたちはできる、という自信ゆえに、常識に従うことができない。日本人は風邪をひいた時に、周囲を守るために何十年もマスクをしてきた」
「日本では握手はしないし、体調が悪ければマスクを常にする。文化が彼らを守ったんだ」
「日本は“我々”という部分を意識する。だが、ほとんどのアメリカ人とは違う。アメリカ人が心配するのは“私”。アメリカの利己的な部分が破滅の原因よ」
「日本人はマスクをつけるし、握手もしないし、比類ないほどに清潔。アメリカよりもはるかに社会を意識する文化」
ひとまず新型コロナ対策に成功した日本文化に世界の注目が集まっている。