ジャニーズ事務所は7日、都内ホテルで記者会見を開き、故ジャニー喜多川前社長による性加害の事実を正式に認めて謝罪した。問題を放置してきた責任を取って、藤島ジュリー景子代表取締役社長（57）が辞任すること、所属俳優・東山紀之（56）の新社長就任を発表。会見にはジャニーズアイランド社長を含めた3人と顧問の木目田裕弁護士が登壇した。東山は年内をもってタレント引退、事務所の株式100％を所有する藤島氏は当面代表取締役を継続し、被害者救済の責任を担う。1962年6月の事務所設立以降、事務所幹部が出席する記者会見は初めて。会場には200人以上の報道陣が集結。ムービーカメラは30台以上に及んだ。

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　会見では、東山が社長就任、年内タレント引退について、幹部タレントの木村拓哉（50）、井ノ原快彦（47）、TOKIO国分太一（49）と食事会をして、直接伝えたことを明かした。

「（食事会をして）覚悟を伝えました。驚いていました」

　そして、食事会に同席した井ノ原は「びっくりしました。タレント引退と聞いて、『そこまでの覚悟なんだ』と思いました。そして、みんなで応援するという話になりました」と振り返った。

　東山氏によると、社長就任を打診されたのは8月上旬。藤島氏は指名理由について「最年長で一番長くいてくれた部分があります」と明かし、「（東山に）『社長は二足の草鞋が難しい』という思いは伝えたところ、1日かけて考えて回答してもらいました」と説明した。