BTSらを擁するHYBE LABELSが開催していたデビューサバイバル番組『R U Next？（アーユーネクスト）』の第10話（最終回）が1日夜に放送され、新ガールズグループとしてデビューする6人が最終決定した。グループ名は『I’LL-IT（アイリット）』。自主的で積極的な意志（I will）と、特別な何かを意味している代名詞（It）を結合し「何にでもなれるし、なれることが期待できる」という意味が込められている。メンバー6人の中には日本人練習生が2人含まれており、日本での人気の盛り上がりが期待できそうだ。

　同話ではファイナリストとして残った10人の練習生が登場し、最終審査としてスター性を競う新曲ミッション、テーマソングミッションによって選考。ファン投票で上位2人のデビューがまず確定し、残り4人は事務所とコーチ陣の判断で選ばれるという方法を採用した。MCの少女時代・スヨンが１位から順次デビューメンバーを発表。1人目に名前を呼ばれたのはウォンヒ、2人目はヨンソ。そして3人目にミンジュ、4人目にイロハ、5人目にモカ、最後の6人目にユナの名前が呼ばれ、デビューメンバーが確定した。韓国人4人、日本人2人という構成となった。

　15歳の日本人練習生・イロハは「私に投票してくださり、応援してくださった全てのみなさん、ありがとうございました。これからももっと頑張って、すてきなアイドル、イロハになりたいと思います。ありがとうございます」と涙ながらに喜びを語った。また、18歳の同・モカは名前を呼ばれた瞬間、驚きの涙を浮かべ、「本当にデビューできるなんて思っていませんでした。ここまで応援してくださった両親と家族、そして友達のみんな、スタッフの皆さん。多くの皆さんに心から感謝しています」と思いを語った。

　イロハはランキング評価で常にトップ4内を維持していた実力の持ち主。元JYPの練習生で同社所属のNMIXXやNiziUと交流があるという。同番組の第3話ではパフォーマンス中に転倒するという大きなミスをして審査員から酷評を受けたこともあった。

　モカは福岡のK-POPダンススクールに通いながらデビューを目指していたとの情報がある。番組内ではランキングの下位にいたが、最終話近くで一気にランキングを上げ審査員評価でデビュー組に入った。

　今後、I’LL-ITはHYBE傘下のレーベル『BELIFT LAB』からデビュー予定。同レーベルはとCJ ENMとのJVレーベルだったが、8月10日にHYBEがCJ ENM保有分の株式51.5％を取得する契約を締結。これによりHYBEが株式100％を保有し、同社の完全子会社となった。同レーベルには7人組ボーイズグループ・ENHYPENが所属している。HYBE傘下のガールズグループをみると、LE SSERAFIM（ルセラフィム）はSOURCE MUSIC所属、NewJeans（ニュージーンズ）はADOR所属とそれぞれ分かれているため、I’LL-ITはこれらとは違った独自のコンセプトで華々しく登場することが予想される。