【VIVANT】二宮和也がリアルタイム視聴でSNS発信を続ける理由 物語は終盤へ「底力を見てもらいたい」
俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の第8話が3日に放送される。主演級のキャストが勢ぞろいする中で、第1話にサプライズ登場を果たし、話題をかっさらった二宮和也の存在が今後の展開の鍵となりそうだ。そんなキーパーソン・ノコルを演じる二宮のインタビューが到着した。
キーパーソン・ノコルを演じる二宮
俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の第8話が3日に放送される。主演級のキャストが勢ぞろいする中で、第1話にサプライズ登場を果たし、話題をかっさらった二宮和也の存在が今後の展開の鍵となりそうだ。そんなキーパーソン・ノコルを演じる二宮のインタビューが到着した。
『半沢直樹』をはじめ、数々の大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の企画・監督による最新作。堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級の日曜劇場史上最も豪華な主要キャストでも話題となっている。さらに、林遣都、高梨臨やモンゴル出身俳優陣、ハリウッド俳優のマーティン・スターらバラエティーに富んだ面々が出演する。
ストーリーが進むにつれ、別班、公安、テントと3つの組織の対立構造が浮き彫りになってきた。乃木憂助(堺)が別班を裏切るという衝撃展開で幕を閉じた第7話。テントのリーダーのノゴーン・ベキ(役所)が乃木の父であることが分かったが、そんなベキを「父さん」と呼ぶのが二宮演じるノコルだった。ともにベキを「父」と表現する乃木とノコルの関係性にも注目が集まっている。
そんなキーパーソンを担う二宮のインタビューは下記の通り。
――撮影はいかがでしたか。
「本当に楽しく参加させてもらっています。日曜劇場という枠を経験されてる役者さんばかりで、自分のホームのように感じていらっしゃるのではないかと感じました。現場が温かく回っていたことがとても印象深いです」
――福澤監督とはどんな話をされましたか。
「福澤さんは役者のことをとても信じてくれる方なので、僕としては本当にやりやすいです。突然、福澤さんの中にアイデアがひらめいて、周りが『?』となることがあるのですが、実際に撮影してみると、それがとても良いシーンになるんです。福澤さんは僕にはない角度を常にお持ちで、いつもイメージが湧き出てくる、いつまでもそれが尽きない方ですね。いつお会いしてもその印象は変わりません」
――堺雅人さんと共演された感想を教えてください。
「堺さんはとにかく優しい方、という印象です。お芝居に関して、僕はアイデアが突如生まれるタイプなのですが、それを堺さんに提案しに行くと、元からそうであったかのように『いいよ』と言ってくださるんです。かなり突発的な提案もありましたが、断られたことは一度もありません。全部受け止めていただきました。また、福澤さんが『こうしよう』とおっしゃっても、すぐに『分かりました』と反応されていて、そのスピードがとても速いんです。常にチャレンジをする姿勢を近くで見せてもらい、そうした心構えの大切さを改めて教えていただいた気がします」
――役所広司さんと共演された感想はいかがですか。
「テントチームはだいたいグループでいることが多いのですが、役所さんは自然とその場に入ってフランクにお話しされる方です。一度、僕がセリフでかんでしまったときに、役所さんから『かんだね?』と無邪気に突っ込まれまして(笑)。役所さんにそんなことを言われたら、こちらはもう絶対にかめないわけですよ。ご本人は面白がっておっしゃっているのですが、あれは怖かったですね(笑)」
――放送をリアルタイム視聴しながらご自身SNSでの発信。どのような思いがあったのでしょうか。
「僕は1話から5話までは少ししか登場していないので、純粋に楽しんで観ていました。自分なりにいろいろな形で『VIVANT』をサポートできるのではないかと考えた結果、もう1つ違ったベクトルの進め方ができると思い、リアルタイムでSNS発信をしました。例えば、3話でサーバールームに侵入して情報を盗み出すシーンも、『出てくるの早すぎっ』とか突っ込めるわけです。それを出演している人間が発信するというのが、一番腑に落ちるところで、『それがどこなんだろう』と探りながらやれたのは面白かったですね。そういう楽しみ方は今後、もっと生まれてくるかもしれないです」
――二宮さんから見た『VIVANT』特有の面白さはどんなところですか。
「こうした冒険ものは、いくつになっても面白いと思います。それとは別の見方で、視聴者の方々が、『VIVANT』はかなり大規模な作り方をしているぞと分かったとき。『あれ、今までのドラマとは桁違いだぞ』と今回、皆さんもドキドキして観ていたのではないでしょうか。モンゴルの壮大なシーンもそうですが、『“VIVANTチーム”はまだまだ何かやりかねないぞ』という期待が、良い形でワクワク感にリンクするのではないかと思います。僕自身、この規模のドラマは観たことがないですから」
――最終回に向けてどんなふうに楽しんでほしいですか。
「ずっと一緒に観てくださっている視聴者の皆さんには、とにかくもうどうなるかなどわからないので、『うそだろ?』とドキドキしてもらいたいと思います。『VIVANT』が出すめちゃくちゃな感じや、底力を見てもらいたいですね。ぜひ楽しんでください!」