薬物事件日大アメフト部、再び無期限活動停止 「個人犯罪」から「複数部員が使用の疑い」で寮も閉鎖
日本大は1日、部員による薬物事件が起きたアメリカンフットボール部を同日から再度の無期限活動停止にしたことを公式サイトで発表した。8月31日付で同部の寮は閉鎖したとしている。
1日に大学公式サイトで発表
日本大は1日、部員による薬物事件が起きたアメリカンフットボール部を同日から再度の無期限活動停止にしたことを公式サイトで発表した。8月31日付で同部の寮は閉鎖したとしている。
日大アメフト部では寮で大麻、覚せい剤を所持した疑いで部員の北畠成文被告が逮捕・起訴されている。大学側は逮捕日の8月5日に部を無期限活動停止処分としたが、同10日には「部員1人による個人犯罪」などとして処分を解除し、部も練習を再開していた。
しかし、その後に複数部員が大麻を使用していた疑いが出て、警視庁が寮を再び家宅捜索。この事態を受け、日大は「もはや個人の犯罪にとどまるところではなく、大学としての管理監督責任がより厳しく問われている状況です」と説明している。
その上で「本学としましては、警察の捜査に全面的に協力し、その推移を見守ると共に、十分な薬物対策を講じ、実効ある管理監督体制の構築を検討してまいります」と約束。「本学の学生、生徒、保護者や卒業生の方々をはじめ、関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫びすると共に、薬物と無縁であるにもかかわらず、活動を停止しなければならない部員と保護者の皆様に対し活躍の場を提供できないことをお詫び申し上げます」と謝罪した。
日大に対しては、所属する関東学生アメリカンフットボール連盟が「当面の間の出場資格停止処分」を科している。