【光る君へ】高橋光臣が3度目大河 藤原義懐は“序盤のヒール役”「風格を出せるのか悩みました」
NHKは31日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を解禁し、俳優の高橋光臣が藤原義懐(ふじわらのよしちか)を演じることを発表した。
『龍馬伝』『西郷どん』に続いて3作目の出演
NHKは31日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を解禁し、俳優の高橋光臣が藤原義懐(ふじわらのよしちか)を演じることを発表した。
高橋にとって『龍馬伝』『西郷どん』以来、3作目となる大河ドラマ出演。義懐は、花山天皇の叔父で若い天皇を支える役として急速に出世する。しかし藤原兼家の謀略によって天皇は退位し、出家。一夜にして権力を失う羽目となる。
高橋は「藤原義懐は『光る君へ』の序盤のヒール役になる人物です。花山天皇の叔父にあたり、天皇を支えつつも権力に溺れていく。頭脳明晰で政治に対する嗅覚も鋭く、また周りを差し置いてどんどん出世していくので、その風格を出せるのか悩みました…歩き方、声色、姿勢、所作など…。平安時代の人物を演ずることはなかなか無い事なので、当時の人々の苦労や楽しみを感じながら、藤原義懐になれたらなと」と意気込んだ。
また、大河の思い出について、「『西郷どん』は鹿児島の田舎から、幕末、明治維新に関わる勢いのある西郷隆盛や大久保利通などが登場し、私も海江田信義を演じましたが、とにかく激動の時代を生命力とパワーで開拓していく様を、撮影現場で毎日感じながら撮影していたのが記憶に新しいです。大河ドラマは日本の歴史を、フィクションを交えながらも、面白く、忠実に描いていく日本最高峰のドラマだと思っております。『光る君へ』も平安時代の人々の鼓動や息づかいを感じられる作品になると思います」と振り返った。
同作は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静氏が担当する。