【RTU】無敗の逸材・鶴屋怜、決勝進出 キャリア初の判定決着「一本で決めたかった」
格闘技イベント「Road to UFC(RTU) シーズン2」が27日、シンガポール・インドアスタジアムで行われている。フライ級トーナメント準決勝では鶴屋怜(パラエストラ松戸)がマーク・クリマコ(米国)に判定勝ちを収めた。
マーク・クリマコ(米国)に判定勝ち
格闘技イベント「Road to UFC(RTU) シーズン2」が27日、シンガポール・インドアスタジアムで行われている。フライ級トーナメント準決勝では鶴屋怜(パラエストラ松戸)がマーク・クリマコ(米国)に判定勝ちを収めた。
21歳の鶴屋はプロMMA戦績が7戦7勝。判定決着は1度もない。3つのKO、4つの一本でフィニッシュしている期待の星だ。トーナメント1回戦ではロナル・シアハーン(インドネシア)と対戦し2R・1分19秒で一本勝ち。安定の試合運びで余裕の勝利だった。
緊張する様子はなく、堂々とした表情で会場に入ってきた鶴屋は開始20秒でいきなりテイクダウン。相手が逃げようとするところを逃さずバックを取った。その後、1Rの5分間は常にコントロールし続けた。
2Rの一進一退のスタンドの展開をへて3Rへ。鶴屋が再度蟻地獄に引き込んでいく。さまざまなポジションからフィニッシュの形を作っていくが、相手も1回戦を超えてきた選手。ディフェンスを徹底され、極めきることはできなかった。15分にわたってコントロールし続けた鶴屋が判定勝ちを収めた。
試合後、鶴屋は「一本で決めたかったですけど、判定になってしまって悔しいです。すごい力も強かったんですけど、ここで攻め勝てたのは成長できたと思います」とマイクした。