米ミズーリ州で営業再開直後に美容師がコロナ感染 客ら91人が感染の可能性
米ミズーリ州の保健当局者によると、今月、新型コロナウイルスの感染徴候が見られる美容師が8日間にわたって店で働き、客と従業員を合わせて91人を感染の危険にさらしたという。米放送局「CNN」電子版が報じた。
営業再開後8日間勤務
米ミズーリ州の保健当局者によると、今月、新型コロナウイルスの感染徴候が見られる美容師が8日間にわたって店で働き、客と従業員を合わせて91人を感染の危険にさらしたという。米放送局「CNN」電子版が報じた。
今回の事例は、ミズーリ州スプリングフィールドのヘアサロンフランチャイズ「グレート・クリップス」で起きた。同地の保健局の主任クレイ・ゴダード氏は、該当の美容師が84人を接客し、客のほかに7人の従業員にも接触したと伝えている。
また、ゴダード氏は声明で次の通りコメントしている。
「従業員及び客はフェイスカバーを着用していましたが、直接感染の危険にさらされた恐れのある84人と7人の従業員には、保健局より感染の恐れがある旨の通告をいたします。この感染の恐れがある間、フェイスカバーは着用されていたため、これ以上の感染の恐れが出ないことを願っています」
その美容師がいつ陽性と判断されたかは不明であるものの、感染は日常の中の移動で起こったものとみられている。なお、同州では今月12日より理髪店などでの営業再開が許可されており、美容師は同日から8日間勤務している。
同州保健局は今回の件について、感染源となった美容師が訪れたスーパーマーケットや薬局などのすべての場所を公表。それらの場所に足を運んだ人に対し、新型コロナウイルスの感染兆候に注意するよう呼びかけている。
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