イッセー尾形、主人公をつけ狙う謎の男役「見た途端に親近感」 声優は「コツだらけ」

俳優のイッセー尾形が21日、都内で行われたスタジオポノックの長編アニメーション最新作『屋根裏のラジャー』(12月15日公開)の製作報告会見に出席した。

『屋根裏のラジャー』製作報告会見に出席したイッセー尾形【写真:ENCOUNT編集部】
『屋根裏のラジャー』製作報告会見に出席したイッセー尾形【写真:ENCOUNT編集部】

最新作『屋根裏のラジャー』

 俳優のイッセー尾形が21日、都内で行われたスタジオポノックの長編アニメーション最新作『屋根裏のラジャー』(12月15日公開)の製作報告会見に出席した。

『屋根裏のラジャー』は、イギリスの作家A.Fハロルドによる『The Imaginary』が原作。想像から生まれたイマジナリーフレンドたちによる人間には決して見えない大冒険を描く。スタジオジブリで高畑勲作品の『火垂るの墓』から『かぐや姫の物語』の全作品において中核を担った・百瀬義行氏がメガホンをとり、西村義明氏がプロデューサーを務める。

 尾形は、寺田心演じるイマジナリーフレンド・ラジャーをつけ狙う謎の男を演じた。「声優をやるのは3回目か4回目だったけど、だんだんコツがわかってきたところでこの役をいただきました。コツだらけでございます(笑)」とお茶目にあいさつ。

 オファー時、台本を受け取った尾形は「読んでよくわからなかった」とし、スタジオポノック側と打ち合わせを実施。そこで演じるキャラクターを初めて目にし、「見た途端に親近感。これは私以外にいないだろうって。(出演する)決心したのはそこ」と決め手を回想。キャラクターの顔は「私そのもの」といい、「苦労しなくてもこのままいけば絶対なんとかなるって思った」と語った。

 アフレコブースに入ると、ガラス窓の向こう側から「プレッシャーを感じた」と尾形。「私の声を聞いてどんな反応をしているのか、私からは見えない。耐えきれず、スタッフの方に声の相手役をしてもらった」と裏話も紹介した。

 会見には寺田、安藤サクラ、百瀬監督、西村プロデューサーも参加した。

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